原油反落。中東地域における悲観論の一時後退などで。70.84ドル/バレル近辺で推移。
金反落。米10年債利回りの反発などで。3,432.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は13,910元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年07月限は541.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2195.25ドル(前日比45.65ドル縮小)、円建てで10,588円(前日比36円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 17時42分時点 6番限)
金 15,950円/g
白金 5,362円/g
ゴム 291.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「金(ゴールド)と原油は急騰状態に」
前回は、「金(ゴールド)もプラチナも魅力的」として、プラチナの自動車排ガス浄化装置向け需要の推移を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)と原油は急騰状態に」として、主要銘柄の騰落率(2025年6月10日と13日を比較)を確認します。
金(ゴールド)と原油の価格が大きく上昇しています。中東情勢の悪化が主な要因と考えられます。なぜ今回、情勢が悪化したのか、今後どうなるのか、そして金(ゴールド)と原油の価格がどう動きそうか、解説します。
足元、金(ゴールド)と原油の相場が、急騰状態にあります。6月の2週目以降、中東地域に関わる高いリスクを想起させるキーワードが広く報じられているためです。
「中東で戦争」というキーワードは、1970年代後半のオイルショックや、インフレを想起させ、「核施設を攻撃」というキーワードは、核戦争や放射性物質の拡散、拡大解釈を経て第三次世界大戦などを想起させます。大変に物々しい、イメージが膨らみます。
こうしたイメージが強まってか、以下のとおり、原油と金(ゴールド)の価格は、中東で強いリスクが生じる直前に比べて、大きく上昇しています。
日米の株価指数が下落幅を縮めていることを考えると、全体的には、中東情勢の悪化を悲観的に受け止めた「初期反応」はいったん収まったと言えます。とはいえ、原油と金(ゴールド)の下げ幅は小幅にとどまっています。これらの市場には、まだ不安心理が残っていることがうかがえます。
図:主要銘柄の騰落率(2025年6月10日と13日を比較)

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反落。米10年債利回りの反発などで。3,432.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は13,910元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年07月限は541.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2195.25ドル(前日比45.65ドル縮小)、円建てで10,588円(前日比36円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月16日 17時42分時点 6番限)
金 15,950円/g
白金 5,362円/g
ゴム 291.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「金(ゴールド)と原油は急騰状態に」
前回は、「金(ゴールド)もプラチナも魅力的」として、プラチナの自動車排ガス浄化装置向け需要の推移を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)と原油は急騰状態に」として、主要銘柄の騰落率(2025年6月10日と13日を比較)を確認します。
金(ゴールド)と原油の価格が大きく上昇しています。中東情勢の悪化が主な要因と考えられます。なぜ今回、情勢が悪化したのか、今後どうなるのか、そして金(ゴールド)と原油の価格がどう動きそうか、解説します。
足元、金(ゴールド)と原油の相場が、急騰状態にあります。6月の2週目以降、中東地域に関わる高いリスクを想起させるキーワードが広く報じられているためです。
「中東で戦争」というキーワードは、1970年代後半のオイルショックや、インフレを想起させ、「核施設を攻撃」というキーワードは、核戦争や放射性物質の拡散、拡大解釈を経て第三次世界大戦などを想起させます。大変に物々しい、イメージが膨らみます。
こうしたイメージが強まってか、以下のとおり、原油と金(ゴールド)の価格は、中東で強いリスクが生じる直前に比べて、大きく上昇しています。
日米の株価指数が下落幅を縮めていることを考えると、全体的には、中東情勢の悪化を悲観的に受け止めた「初期反応」はいったん収まったと言えます。とはいえ、原油と金(ゴールド)の下げ幅は小幅にとどまっています。これらの市場には、まだ不安心理が残っていることがうかがえます。
図:主要銘柄の騰落率(2025年6月10日と13日を比較)

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成