◆ファンダメンタルズ
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~40トン。7月8日の価格はキロあたり61.26~61.43バーツ、RSS号タイ主要港8月積価格は220.0~225.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、6月20日時点8,260トン(前旬比251トン減)。
6月中旬の入出庫は入庫1,021トン、出庫1,272トン。
◆展開予想
OSEゴムは上昇継続、上海ゴムも6月の中国自動車生産・販売が2か月連続で前年同月比10%強増加したことなどを手掛かりに上昇する中、OSEゴムにも先限を中心に強い買い気が見られ上げ幅を拡大、中心限月は一時318.5円まで上昇し週高値圏で引けている。株式はまちまち、米ハイテク株は堅調な一方、米関税の新税率公表を受けて日本等は反落、商品は金・原油が伸び悩む中で銀・白金は上げ幅を拡大、ドル円は米長期金利の上昇を背景としたドル高圧力が強まり146円台後半まで円安ドル高が進行している。
7月11日のRSS3号12月限(中心限月)は終値317.3円、週高値318.5円、週安値307.5円。上海天然ゴム先物9月限は終値14,370、週高値14,380、週安値13,990であった。
現物価格は326円程、先物価格上昇と円安進行を受けて上げ幅が大きくなった。上海ゴム指定倉庫在庫は18万トン台後半で小幅減少も概ね横ばい、需要サイドが堅調さを維持すれば価格上昇圧力が強まる可能性がある。OSEゴムは1-6番限が明確に順鞘化、買い気が期先に集まる一方で、期近限月には手仕舞いとみられる売りが継続的に入り順鞘幅拡大への影響が大きかった。タイでは天候は落ち着きつつあるものの週後半の休日の影響もあって商いは低調、週明け後の動向が重要になろう。TSR20は小幅順鞘を維持しており、供給懸念が高まっているわけではなさそうだが、OSEゴム指定倉庫在庫は減少に転じる中で、輸入採算面での割安感は先週比で増していることから目先は価格上振れに警戒する必要があるか。中心限月は310.0~330.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート
【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引は10~40トン。7月8日の価格はキロあたり61.26~61.43バーツ、RSS号タイ主要港8月積価格は220.0~225.0セント。
【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、6月20日時点8,260トン(前旬比251トン減)。
6月中旬の入出庫は入庫1,021トン、出庫1,272トン。
◆展開予想
OSEゴムは上昇継続、上海ゴムも6月の中国自動車生産・販売が2か月連続で前年同月比10%強増加したことなどを手掛かりに上昇する中、OSEゴムにも先限を中心に強い買い気が見られ上げ幅を拡大、中心限月は一時318.5円まで上昇し週高値圏で引けている。株式はまちまち、米ハイテク株は堅調な一方、米関税の新税率公表を受けて日本等は反落、商品は金・原油が伸び悩む中で銀・白金は上げ幅を拡大、ドル円は米長期金利の上昇を背景としたドル高圧力が強まり146円台後半まで円安ドル高が進行している。
7月11日のRSS3号12月限(中心限月)は終値317.3円、週高値318.5円、週安値307.5円。上海天然ゴム先物9月限は終値14,370、週高値14,380、週安値13,990であった。
現物価格は326円程、先物価格上昇と円安進行を受けて上げ幅が大きくなった。上海ゴム指定倉庫在庫は18万トン台後半で小幅減少も概ね横ばい、需要サイドが堅調さを維持すれば価格上昇圧力が強まる可能性がある。OSEゴムは1-6番限が明確に順鞘化、買い気が期先に集まる一方で、期近限月には手仕舞いとみられる売りが継続的に入り順鞘幅拡大への影響が大きかった。タイでは天候は落ち着きつつあるものの週後半の休日の影響もあって商いは低調、週明け後の動向が重要になろう。TSR20は小幅順鞘を維持しており、供給懸念が高まっているわけではなさそうだが、OSEゴム指定倉庫在庫は減少に転じる中で、輸入採算面での割安感は先週比で増していることから目先は価格上振れに警戒する必要があるか。中心限月は310.0~330.0円を予想する。

出所:みんかぶ先物ゴム(RSS3)先物複合チャート