原油反発。米主要株価指数の反発などで。57.03ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。4,445.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は15,205元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年02月限は437.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2346.5ドル(前日比22.20ドル縮小)、円建てで12,945円(前日比80円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月22日 18時10分時点 6番限)
金 22,688円/g
白金 9,743円/g
ゴム 333.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「2026年のプラチナ相場も強気継続か」
前回は、「中央銀行の金(ゴールド)買い圧力継続」として、ワールドゴールドカウンシル(WGC)が行った中央銀行向けのアンケートの結果の一部を、確認しました。
今回は、「2026年のプラチナ相場も強気継続か」として、ドル建てプラチナに関わる七つのテーマ(2026年)を、確認します。
プラチナ相場にとって、2025年は大きな転換点となりました。同じ貴金属のグループのリーダー格である金(ゴールド)の相場が歴史的高値を更新したり、急減すると言われた自動車向けのプラチナ需要の回復期待が大きくなったりしたことで、長期で強いられてきた安値水準から急反発しました。2026年もこの傾向が続くと、筆者は考えています。
足元のプラチナ価格は、同じ貴金属のグループのリーダー的存在である金(ゴールド)のおよそ半値です。2025年は、歴史的高値を更新し続けた金(ゴールド)に対する割安感も相成り、プラチナ相場も大きく上昇しました。
以下の図は、ドル建てプラチナ相場に変わる七つのテーマです。時間軸は、短中期、中長期、超長期、そして時間の長さを問わない通期の四つです。
同じ貴金属のグループのリーダー的存在である金(ゴールド)の価格が上昇すると、プラチナの価格もつられて上昇することがあります(1)。また、全需要の6割超を産業用(自動車向けを含む)の用途が占めることもあり、主要国の景気回復局面や景気回復要因になり得る米国の利下げ観測が大きくなった場合に、短中期視点の上昇を演じることがあります(2)(3)。
2025年は、全需要のおよそ4割を占める自動車排ガス浄化装置向け需要の動向を左右する事象に大きな変化がありました。フォルクスワーゲン問題発覚(2015年発覚、ディーゼル車否定→プラチナ需要減退→プラチナ相場低迷、というシナリオを強めるきっかけとなった出来事)後の需要回復が見通しやすくなったことが複数の統計で確認されました(4)。
さらには、環境配慮を強く推進しているEU(欧州連合)が、2035年までに新車販売におけるエンジン車(ディーゼル車、ガソリン車)の台数をゼロにするという方針の撤回・修正案を提出しました。これにより、減少していた欧州地域における自動車向けプラチナ需要が増加する可能性が浮上しています(4)。
供給面に目を向ければ、2010年ごろから、主要な鉱山生産国である南アフリカ共和国の生産量が減少していること(5)、主要な鉱山生産国の自由度・民主度の低下が目立ち、「資源の武器利用(この場合はプラチナの出し渋り)」が起きる可能性が高まっていること(6)も、長期視点で価格上昇を支える一因になっていると言えます。
図:ドル建てプラチナに関わる七つのテーマ(2026年)

出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。4,445.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は15,205元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年02月限は437.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2346.5ドル(前日比22.20ドル縮小)、円建てで12,945円(前日比80円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月22日 18時10分時点 6番限)
金 22,688円/g
白金 9,743円/g
ゴム 333.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「2026年のプラチナ相場も強気継続か」
前回は、「中央銀行の金(ゴールド)買い圧力継続」として、ワールドゴールドカウンシル(WGC)が行った中央銀行向けのアンケートの結果の一部を、確認しました。
今回は、「2026年のプラチナ相場も強気継続か」として、ドル建てプラチナに関わる七つのテーマ(2026年)を、確認します。
プラチナ相場にとって、2025年は大きな転換点となりました。同じ貴金属のグループのリーダー格である金(ゴールド)の相場が歴史的高値を更新したり、急減すると言われた自動車向けのプラチナ需要の回復期待が大きくなったりしたことで、長期で強いられてきた安値水準から急反発しました。2026年もこの傾向が続くと、筆者は考えています。
足元のプラチナ価格は、同じ貴金属のグループのリーダー的存在である金(ゴールド)のおよそ半値です。2025年は、歴史的高値を更新し続けた金(ゴールド)に対する割安感も相成り、プラチナ相場も大きく上昇しました。
以下の図は、ドル建てプラチナ相場に変わる七つのテーマです。時間軸は、短中期、中長期、超長期、そして時間の長さを問わない通期の四つです。
同じ貴金属のグループのリーダー的存在である金(ゴールド)の価格が上昇すると、プラチナの価格もつられて上昇することがあります(1)。また、全需要の6割超を産業用(自動車向けを含む)の用途が占めることもあり、主要国の景気回復局面や景気回復要因になり得る米国の利下げ観測が大きくなった場合に、短中期視点の上昇を演じることがあります(2)(3)。
2025年は、全需要のおよそ4割を占める自動車排ガス浄化装置向け需要の動向を左右する事象に大きな変化がありました。フォルクスワーゲン問題発覚(2015年発覚、ディーゼル車否定→プラチナ需要減退→プラチナ相場低迷、というシナリオを強めるきっかけとなった出来事)後の需要回復が見通しやすくなったことが複数の統計で確認されました(4)。
さらには、環境配慮を強く推進しているEU(欧州連合)が、2035年までに新車販売におけるエンジン車(ディーゼル車、ガソリン車)の台数をゼロにするという方針の撤回・修正案を提出しました。これにより、減少していた欧州地域における自動車向けプラチナ需要が増加する可能性が浮上しています(4)。
供給面に目を向ければ、2010年ごろから、主要な鉱山生産国である南アフリカ共和国の生産量が減少していること(5)、主要な鉱山生産国の自由度・民主度の低下が目立ち、「資源の武器利用(この場合はプラチナの出し渋り)」が起きる可能性が高まっていること(6)も、長期視点で価格上昇を支える一因になっていると言えます。
図:ドル建てプラチナに関わる七つのテーマ(2026年)

出所:筆者作成
