[Vol.2125] 1966年と2026年は「丙午(ひのえうま)」

著者:吉田 哲
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原油反発。ウクライナ情勢を巡るリスクの高まりなどで。57.38ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドル指数の反発などで。4,515.30ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は15,725元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年02月限は434.8元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2165.5ドル(前日比103.90ドル拡大)、円建てで12,438円(前日比94円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(12月29日 15時20分時点 6番限)
23,174円/g
白金 10,736円/g
ゴム 341.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス
NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「1966年と2026年は『丙午(ひのえうま)』」
前回は、「プラチナ鉱山生産量の減少傾向は継続へ」として、プラチナの国別鉱山生産量(5年間の平均)を、確認しました。

今回は、「1966年と2026年は『丙午(ひのえうま)』」として、日本の出生数(1947年~2024年)を、確認します。

1966年、日本における出生数が急減しました。60年に1度の丙午(ひのえうま)にまつわる「迷信」が社会にまん延したためです。

その60年後にあたる2026年(丙午)こそ、こうした迷信やそれらを強化するナラティブ(物語)にとらわれない考え方を身につける良い機会だと、筆者は考えています。

以下は、日本における出生数の推移です。1947年~49年の山が第一次ベビーブーム、1971年~74年の山が第二次ベビーブームです。2000年頃から、長期視点の減少が続いています。

グラフの中に、目立って減少している年があります。丙午だった1966年です。この年は、前年より25%も出生数が減り、人口ピラミッドの形状に大きなくぼみを作りました。

「丙午」は、十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)で構成される暦において、60年に一度、訪れます。十干は「甲(コウ・きのえ)」から順に「癸(キ・みずのと)」までの10種類、十二支は「子(シ・ね)」から順に「亥(ガイ・い)」までの12種類あります。

「十干・十二支」は、これらを順に一つずつ組み合わせ、10と12の最小公倍数である60種類を一つのサイクルとしています。この点は、「還暦(かんれき)」が60歳である理由です。

例えば、672年に勃発した天智天皇の後継をめぐって大海人皇子と大友皇子が戦った「壬申(じんしん)の乱」や、1868年に勃発した新政府を樹立した薩摩藩・長州藩・土佐藩等の新政府軍と、旧幕府軍などが戦った「戊辰(ぼしん)戦争」などの出来事の名称に、同暦上の年が冠されています。

図:日本の出生数(1947年~2024年) 単位:万人
図:日本の出生数(1947年~2024年) 単位:万人
出所:総務省統計局および厚生労働省のデータをもとに筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。