[Vol.2146] 金(ゴールド)、プラチナ、銀、一時急落

著者:吉田 哲
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原油反落。米主要株価指数の反落などで。61.72ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドル指数の反発などで。4,658.91ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は15,980元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。26年03月限は449.0元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2644.21ドル(前日比20.71ドル拡大)、円建てで14,286円(前日比352円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(2月2日 18時07分時点 6番限)
23,591円/g
白金 9,305円/g
ゴム 335.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「金(ゴールド)、プラチナ、銀、一時急落」
前回は、「長期視点で6,000ドル到達もあるだろう」として、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージを、確認しました。

今回は、「金(ゴールド)、プラチナ、銀、一時急落」として、主要銘柄の昨年末以来の騰落率(25年末と日本時間2月2日昼時点を比較)を、確認します。

2026年1月の最終週の後半、金(ゴールド)やプラチナ、銀(シルバー)といった貴金属の価格が大きく下落しました。下落率(前日比)が10%を超える場面もありました。

こうした記録的な急落を見て、貴金属相場の長期上昇トレンドが終わったのではないか、貴金属相場のバブルがはじけたのではないか、といった思惑が一部で浮上しているようです。

確かに急落しましたが、金(ゴールド)とプラチナの、足元(日本時間2月2日昼時点)の価格水準は、年初とほぼ変わらないか、やや高いことがわかります。

また、以下の表の通り、昨年末と足元の水準を比べると、金(ゴールド)は8.10%上昇、プラチナは2.11%上昇、銀(シルバー)は3.47%上昇しています。貴金属は全体的に、昨年末よりもやや高い水準で2月の取引が始まったことがわかります。

「急落」と聞くと、何か劇的な変化が起きたように感じてしまいますが、価格の推移を見る限り、1月の最終週の後半に起きた急落については、「1月の中旬から下旬にかけて発生した、歴史的高値更新を実現した劇的な急騰劇の修正」という範囲に収まっていると言えそうです。

図:主要銘柄の昨年末以来の騰落率(25年末と日本時間2月2日昼時点を比較)
図:主要銘柄の昨年末以来の騰落率(25年末と日本時間2月2日昼時点を比較)
出所:Investing.comのデータより筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。