原油反発。米主要株価指数の反発などで。66.19ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。5,197.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は17,155元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年04月限は488.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2821.7ドル(前日比132.90ドル縮小)、円建てで15,412円(前日比172円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月27日 18時28分時点 6番限)
金 27,012円/g
白金 11,600円/g
ゴム 377.6円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「M2増加は『クレクレ&バラマキ』の象徴」
前回は、「ポピュリズムとハイテクが同時高を増強」として、ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果を、確認しました。
今回は、「M2増加は『クレクレ&バラマキ』の象徴」として、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージを、確認します。
前回の図、「ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果」の下部に、クレクレ民主主義・バラマキ政治拡大→通貨ストック増→株高、と書きました。この流れは、米ドルのマネーストックが膨張していることと、関連しています。
1971年のニクソンショックによって、米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は、保有する金(ゴールド)の量に関わらず、米ドルを供給することができるようになりました。2000年代前半の新興国の台頭が目立つようになるまでは、経済発展のための通貨供給という側面がありました。
しかし、リーマンショック(2008年)直後、断続的に大規模な金融緩和が行われた時から、「通貨の供給が増えれば経済回復が実現する」という認識が、市場関係者の間で急速に広がりました。
一時は、「金融緩和の催促相場」という言葉も見られました。それだけ、中央銀行が通貨を一般社会に供給する行為は、市場を活性化させる大きな景気刺激策だと言えます。そして、この「催促」は、今で言う「クレクレ」に当たると言えます。
大衆や市場が、通貨供給をはじめ、減税や補助金付与、規制緩和など「緩めること」を、絶えず欲し続けることは「クレクレ」であり、そのクレクレこそが民意であるとする考え方が「クレクレ民主主義」と言えます(締めることはNG)。また、SNSはクレクレ民主主義を増幅させる装置、という側面を持っていると言えます。
そして、そのクレクレ民主主義に正面から対応しようとする政治が、「バラマキ政治」です。クレクレとバラマキの相乗効果が続くことによって、通貨の流通量が増えて、株高が起きやすくなり、同時に通貨の不確実性が増し、金(ゴールド)高が起きやすくなるという構図が、2010年ごろ以降続いていると言えます。
以前の「[Vol.2160] 下がった株価指数を見つけることは困難」で述べた2023年と2025年の世界各国の株価指数の比較において、ほとんどの株価指数が上昇したことは、こうした構図の延長上にあると言えます。こうした構図が崩れることは、考えにくいと筆者はみています。大衆や市場は「締めること」を嫌がるからです。
前回の図、「ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果」で述べたとおり、SNSとAIの登場によって情報の受け手の受容力は大きく低下したと言わざるを得ません(人類は、壊滅的なダメージを負ってしまった可能性もあります)。
受容力が回復しなければ、大衆や市場が「締めること」の真意を理解し、受け入れることは、難しいかもしれません。今後も「ハイテクとポピュリズム」「クレクレとバラマキ」によって、期待が膨張したり、通貨ストックが増加したりする可能性があります。
期待の膨張は株高への不安を増幅し、通貨ストックの増加は通貨の不確実性を高める要因になり得ます。いずれも、金(ゴールド)相場の超長期のテーマ「非伝統的な有事」を強める要因になり得ます。
図:ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージ

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。5,197.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年05月限は17,155元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年04月限は488.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2821.7ドル(前日比132.90ドル縮小)、円建てで15,412円(前日比172円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月27日 18時28分時点 6番限)
金 27,012円/g
白金 11,600円/g
ゴム 377.6円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物(期近) 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「M2増加は『クレクレ&バラマキ』の象徴」
前回は、「ポピュリズムとハイテクが同時高を増強」として、ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果を、確認しました。
今回は、「M2増加は『クレクレ&バラマキ』の象徴」として、ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージを、確認します。
前回の図、「ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果」の下部に、クレクレ民主主義・バラマキ政治拡大→通貨ストック増→株高、と書きました。この流れは、米ドルのマネーストックが膨張していることと、関連しています。
1971年のニクソンショックによって、米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は、保有する金(ゴールド)の量に関わらず、米ドルを供給することができるようになりました。2000年代前半の新興国の台頭が目立つようになるまでは、経済発展のための通貨供給という側面がありました。
しかし、リーマンショック(2008年)直後、断続的に大規模な金融緩和が行われた時から、「通貨の供給が増えれば経済回復が実現する」という認識が、市場関係者の間で急速に広がりました。
一時は、「金融緩和の催促相場」という言葉も見られました。それだけ、中央銀行が通貨を一般社会に供給する行為は、市場を活性化させる大きな景気刺激策だと言えます。そして、この「催促」は、今で言う「クレクレ」に当たると言えます。
大衆や市場が、通貨供給をはじめ、減税や補助金付与、規制緩和など「緩めること」を、絶えず欲し続けることは「クレクレ」であり、そのクレクレこそが民意であるとする考え方が「クレクレ民主主義」と言えます(締めることはNG)。また、SNSはクレクレ民主主義を増幅させる装置、という側面を持っていると言えます。
そして、そのクレクレ民主主義に正面から対応しようとする政治が、「バラマキ政治」です。クレクレとバラマキの相乗効果が続くことによって、通貨の流通量が増えて、株高が起きやすくなり、同時に通貨の不確実性が増し、金(ゴールド)高が起きやすくなるという構図が、2010年ごろ以降続いていると言えます。
以前の「[Vol.2160] 下がった株価指数を見つけることは困難」で述べた2023年と2025年の世界各国の株価指数の比較において、ほとんどの株価指数が上昇したことは、こうした構図の延長上にあると言えます。こうした構図が崩れることは、考えにくいと筆者はみています。大衆や市場は「締めること」を嫌がるからです。
前回の図、「ポピュリズムとハイテク(2010年ごろ拡大開始)のマイナス面による相乗効果」で述べたとおり、SNSとAIの登場によって情報の受け手の受容力は大きく低下したと言わざるを得ません(人類は、壊滅的なダメージを負ってしまった可能性もあります)。
受容力が回復しなければ、大衆や市場が「締めること」の真意を理解し、受け入れることは、難しいかもしれません。今後も「ハイテクとポピュリズム」「クレクレとバラマキ」によって、期待が膨張したり、通貨ストックが増加したりする可能性があります。
期待の膨張は株高への不安を増幅し、通貨ストックの増加は通貨の不確実性を高める要因になり得ます。いずれも、金(ゴールド)相場の超長期のテーマ「非伝統的な有事」を強める要因になり得ます。
図:ドル建て金(ゴールド)価格の変動イメージ

出所:筆者作成
