[Vol.2194] 株高でも金(ゴールド)高が起きている

著者:吉田 哲
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原油反落。中東情勢の鎮静化期待などで。97.35ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。4,790.26ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年09月限は16,710元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年05月限は650.6元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで2694.36ドル(前日比14.66ドル拡大)、円建てで14,571円(前日比67円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(4月14日 15時09分時点 6番限)
25,123円/g
白金 10,552円/g
ゴム 391.3円/kg
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)

●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成

●本日のグラフ「株高でも金(ゴールド)高が起きている」
前回は、「株安でも金(ゴールド)安が起きている」と題して、S&P500種指数の10度のショック時の騰落率(NY金先物とともに 月間平均ベース)を、確認しました。

今回は、「株高でも金(ゴールド)高が起きている」と題して、S&P500の10度の上昇・堅調期の騰落率(NY金先物とともに 月間平均ベース)、確認します。

前回述べた、S&P500における危機・ショック期以外の、期間です。例えば、ブラックマンデー(1987年10月から1987年12月まで)、貯蓄貸付組合(S&L)危機+景気後退(1990年7月から1990年10月)、ITバブル崩壊(2000年3月から2003年3月)、リーマン・ショック(2007年10月から2009年3月)、を除く期間です。

また、欧州債務危機・米国格下げショック(2011年5月から2011年10月)、チャイナショック(2015年5月から2016年2月)、コロナ・ショック(2020年2月から2020年3月)、インフレ・利上げショック(2022年1月から2022年10月)、トランプ関税ショック(2025年2月から2025年4月)、イラン戦争ショック(2026年2月から2026年3月(継続中))も除きます。

以下のグラフは、こうしたタイミングにおける、S&P500、そしてニューヨークの金(ゴールド)先物の騰落率を示しています。

2010年ごろ以前は、しばしば、株高(S&P500上昇)・金(ゴールド)安が起きましたが、それ以降は、ほとんどのタイミングにおいて、株と金(ゴールド)が同時に上昇しています。

おおまかには、2010年ごろ以降は、株高と金(ゴールド)高が、ほとんど同時に進行してきたといえます。

図:S&P500の10度の上昇・堅調期の騰落率(NY金先物とともに 月間平均ベース)
図:S&P500の10度の上昇・堅調期の騰落率(NY金先物とともに 月間平均ベース)
出所:ブルームバーグのデータより筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。