週間石油展望

著者:三浦 良平
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 今週の原油相場は新型コロナウイルスの感染拡大続けばWTI50ドル、ブレント55ドル割れも想定。目先は来週から再開される中国本土の市場の動きが注目される。大きく売られて始まる公算が大だが30日のWHOの緊急事態宣言で感染抑制期待が浮上しているだけに中国市場が落ち着きを取り戻せば原油の下値を支える要因となろう。また、3月5~6日開催予定のOPECプラス会議が2月に前倒しされるとの報道もあり産油国も危機感を持っていることがうかがえる。現状、国内外とも売られ過ぎ感は強いものの、来週は大きなふるい落としとなる動きが懸念されるため慎重なポジション取りで臨みたい。


 

このコラムの著者

三浦 良平(ミウラ リョウヘイ)

エネルギー部課長として国内商社や地場SS等を担当。
世界経済の動向、石油現物価格、シンプルなテクニカル分析をもとに相場分析を行います。北海道出身。