原油反落。主要株価指数の反落などで。19.25ドル/バレル近辺で推移。 金反落。ドルインデックスの反発などで。1,710.50ドル/トロイオンス近辺で推移。 上海ゴム(上海期貨交易所)反落。20年09月限は9,800元/トン付近で推移。 上海原油(上海国際能源取引中心)反落。20年06月限は229.2元/バレル付近で推移。 金・プラチナの価格差、ドル建てで937ドル(前日比21.8ドル拡大)、円建てで3,307円(前日比31円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。 東京市場は以下のとおり。(4月21日 17時40分頃 先限) 金 5,828円/g 白金 2,521円/g 原油 21,900円/kl ゴム 149.4円/kg とうもろこし 22,300円/t ●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より ●本日のグラフ「NY原油、1983年の取引開始以来、価格が初のマイナスに①」 前回は「原油市場、上昇要因は“期待”、下落要因は“懸念”+“実態”」として、足元の原油相場の環境の全体像を確認しました。 今回は「NY原油、1983年の取引開始以来、価格が初のマイナスに①」として、今後数回に分けて、4月20日(月)のNY原油先物の終値が、マイナス圏入りしたことについて書きます。 4月20日(月)の2020年5月限の終値は、マイナス37.63ドルでした。 原油に限らず、どの市場もそうですが、買い手と売り手がいて、それぞれの注文が見合った時に、取引が成立します。 マイナスであったとしても、価格がついた、ということは、この価格で取引が成立したわけです。 価格がマイナスでの取引成立は、売り手が買い手にプレミアムと現物を渡すことが決まったことを意味するとみられます。 通常の商取引では、買い手は、売り手にお金を渡した上で、売り手からモノを受取ります。これは、価格が通常のプラスの状態です。 価格がマイナスの場合、買い手は売り手からモノを受取ることは同じですが、売り手にお金を渡すのではなく、逆に売り手が買い手にお金を渡すイメージになります。 売り手が、お金を払って、買い手に原油の現物を引き取ってもらうことになると、みられます。 次回以降も、原油市場が一時的にマイナス価格入りしたことについて書きます。 図:NY原油先物価格の推移 単位:ドル/バレル
出所:CMEのデータをもとに筆者推計