混迷深まる中でのリスクオン相場に注意

著者:菊川 弘之
 11月4日夜(日本時間)時点で、トランプ氏が激戦区の「フロリダ州」、「テキサス州」、「オハイオ州」で勝利し優勢が報じられたが、5日朝にはバイデン氏が、「ウィスコンシン州」、「ミシガン州」で勝利を確実にし、会見で勝利宣言ではないとしながらも「我々が必要な選挙人270人を獲得するだろう」と述べた。

 赤は共和党、青は民主党のカラー。今年は郵便投票が記録的な数字になっており、民主党支持者で郵便投票を選ぶ有権者が多いことから、当初の開票では、共和党が大きなリードを保つ「Red mirage(赤い蜃気楼)」が見られるも、開票が進むにつれ、民主党が巻き返す「Blue shift(ブルーシフト)」が起こると言われていたが、その流れが現実になっている。

 日本時間5日時点で獲得数は、トランプ氏が214人、バイデン氏は253人。

 民主党の急速な巻き返しに対して、トランプ陣営は選挙に不正があったとして、「ミシガン州」、「ペンシルバニア州」、「ジョージア州」で票の集計の停止を求めて法廷闘争に入り、「ウィスコンシン州」では再集計を申し立てた。民主党側が各地でバイデンの名前が書かれた郵送票の束を偽造して郵政公社の集配システムの中に紛れ込ませる不正をやっているなどと主張している。

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券主席アナリスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。
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