原油反発。米国の主要株価指数の反発などで。56.83ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,805.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は14,730元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年03月限は358.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで680ドル(前日比3.15ドル縮小)、円建てで2,427円(前日比18円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月5日 20時10分頃 先限)
金 6,149円/g 白金 3,722円/g
ゴム 239.9円/kg とうもろこし 27,840円/t
●NY銀先物(期近) 月足 (単位:ドル/トロイオンス)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「銀は長期目線で“ハント超え”を達成する!?」
前回は、「銀は、短期も面白いが長期も面白い」として、長期的視点で見た、銀相場の注目点について書きました。
今回は、「銀は長期目線で“ハント超え”を達成する!?」として、長期的な視点で、これからの銀相場について考えます。
前回までの数回にわたり、銀市場について書きました。先週から今週にかけて、米国の個人投資家の「共闘」がきっかけで、一時的に8年ぶりの高値水準まで急騰した銀でしたが、現在は1トロイオンスあたり26ドル近辺で推移し、落ち着きを取り戻しつつあります。
“銀は変動幅が比較的大きい”、“銀は米国の個人投資家に人気がある”などと言われることがあります。まさに、先週から今週にかけて、市場関係者の銀へのイメージが、現実のものになったと言えます。
この銀ですが、前回述べたとおり、世界的な“脱炭素”ブームをきっかけに、太陽光発電装置御向け消費や、同時にインドの宝飾向け消費が増加しています。これは、近年目立っている事象です。短期的な事象ではありません。
そして、全体の4分の1を占める中南米の主要国の鉱山生産量は、近年、減少傾向にあり、新型コロナの感染拡大も手伝い、目先すぐに生産が回復しない可能性があります。これも短期的な事象ではありません。
“数年単位”で、消費が一定水準を維持し、生産が減少傾向を維持する可能性がある点は、銀相場を今後、長期的に押し上げる要因になるとみられます。
前回述べたとおり、「共闘」をきっかけとして、短期的な値動きが目立ち、耳目を集めているものの、銀は、長期的視点で価格上昇が望める銘柄だと、筆者は考えています。
現在、NY銀先物は1トロイオンスあたり26ドル近辺で推移していますが、条件が整った状態が長期的に続けば、「ハント兄弟」が買い占めて急騰した1980年の35ドル近辺や、金(ゴールド)相場の上昇やエコブームが始まったことなどで急騰した2011年の48ドル近辺(いずれも月足 終値ベース)などを、“長期的視点”で、目指す可能性があると、筆者はみています。
図:NY銀先物価格(期近 月足 終値) 単位:ドル/トロイオンス
出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,805.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年05月限は14,730元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年03月限は358.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで680ドル(前日比3.15ドル縮小)、円建てで2,427円(前日比18円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月5日 20時10分頃 先限)
金 6,149円/g 白金 3,722円/g
ゴム 239.9円/kg とうもろこし 27,840円/t
●NY銀先物(期近) 月足 (単位:ドル/トロイオンス)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「銀は長期目線で“ハント超え”を達成する!?」
前回は、「銀は、短期も面白いが長期も面白い」として、長期的視点で見た、銀相場の注目点について書きました。
今回は、「銀は長期目線で“ハント超え”を達成する!?」として、長期的な視点で、これからの銀相場について考えます。
前回までの数回にわたり、銀市場について書きました。先週から今週にかけて、米国の個人投資家の「共闘」がきっかけで、一時的に8年ぶりの高値水準まで急騰した銀でしたが、現在は1トロイオンスあたり26ドル近辺で推移し、落ち着きを取り戻しつつあります。
“銀は変動幅が比較的大きい”、“銀は米国の個人投資家に人気がある”などと言われることがあります。まさに、先週から今週にかけて、市場関係者の銀へのイメージが、現実のものになったと言えます。
この銀ですが、前回述べたとおり、世界的な“脱炭素”ブームをきっかけに、太陽光発電装置御向け消費や、同時にインドの宝飾向け消費が増加しています。これは、近年目立っている事象です。短期的な事象ではありません。
そして、全体の4分の1を占める中南米の主要国の鉱山生産量は、近年、減少傾向にあり、新型コロナの感染拡大も手伝い、目先すぐに生産が回復しない可能性があります。これも短期的な事象ではありません。
“数年単位”で、消費が一定水準を維持し、生産が減少傾向を維持する可能性がある点は、銀相場を今後、長期的に押し上げる要因になるとみられます。
前回述べたとおり、「共闘」をきっかけとして、短期的な値動きが目立ち、耳目を集めているものの、銀は、長期的視点で価格上昇が望める銘柄だと、筆者は考えています。
現在、NY銀先物は1トロイオンスあたり26ドル近辺で推移していますが、条件が整った状態が長期的に続けば、「ハント兄弟」が買い占めて急騰した1980年の35ドル近辺や、金(ゴールド)相場の上昇やエコブームが始まったことなどで急騰した2011年の48ドル近辺(いずれも月足 終値ベース)などを、“長期的視点”で、目指す可能性があると、筆者はみています。
図:NY銀先物価格(期近 月足 終値) 単位:ドル/トロイオンス
出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成