原油反発。産油国の長期視点の生産減少観測などで。66.59ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。3,318.72ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は13,970元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年08月限は502.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1954.37ドル(前日比14.97ドル拡大)、円建てで9,565円(前日比42円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月7日 大引け時点 6番限)
金 15,585円/g
白金 6,020円/g
ゴム 309.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「S&P500はショックに見舞われながら高値更新」
前回は、「中央銀行の買いは長期視点で続くだろう」として、2010年ごろ以降の世界分断と高インフレ(長期視点)の背景を確認しました。
今回は、「S&P500はショックに見舞われながら高値更新」として、S&P500指数のショック発生時の下落率・回復までの年数などを、確認します。
近年、投資家の皆さんの間で、S&P500指数に関連する投資商品が人気を博しています。しかし、同指数が急落に見舞われると、投資を継続することを断念する方がいらっしゃると耳にします。
資産形成という長期視点のプロジェクトを継続するためには、近年の同指数の値動きの傾向を知ること、そしてそれに見合った投資戦略を模索することが欠かせません。これらについて、今後数回でまとめています。
S&P500指数の長期視点の推移を確認すると、足元の水準は1980年に比べて約60倍、2010年ごろに比べて約6倍です。長期視点で、飛ぶ鳥を落とす勢いで価格が上昇していると言えます。
とはいえ、しばしば、同指数はショックが冠される急落に見舞われてきました。価格上昇の勢いが増した2010年よりも前に二回、それよりも後に五回、ショック級の急落が起きました。2010年以降、ショック級の急落が発生する回数が増えていることは、投資家の皆さんにとって、懸案事項であると言えます。
しかし別の傾向もあります。急落が発生した時のデータを確認すると、以下の通り、2010年以降は下落率が低下したり、回復までの年数が短くなったりしています。同年以降、一回のショック発生時のマイナス面の影響が小さくなっていることがわかります。
2010年を境に、マイナス面の影響が小さくなった背景には、リーマンショック(2008年)後に欧米の中央銀行が大規模な金融緩和を実施したこと、その後も金融緩和の実施や示唆が景気回復期待を増幅させていること、世界中でさまざまな金融商品が開発され、リスクを回避・分散する策が増え始めたこと、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)において株価上昇を促す期待が増幅しやすくなっていることなどが、挙げられます。
図:S&P500指数のショック発生時の下落率・回復までの年数など

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。3,318.72ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年09月限は13,970元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年08月限は502.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1954.37ドル(前日比14.97ドル拡大)、円建てで9,565円(前日比42円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月7日 大引け時点 6番限)
金 15,585円/g
白金 6,020円/g
ゴム 309.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NYプラチナ先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「S&P500はショックに見舞われながら高値更新」
前回は、「中央銀行の買いは長期視点で続くだろう」として、2010年ごろ以降の世界分断と高インフレ(長期視点)の背景を確認しました。
今回は、「S&P500はショックに見舞われながら高値更新」として、S&P500指数のショック発生時の下落率・回復までの年数などを、確認します。
近年、投資家の皆さんの間で、S&P500指数に関連する投資商品が人気を博しています。しかし、同指数が急落に見舞われると、投資を継続することを断念する方がいらっしゃると耳にします。
資産形成という長期視点のプロジェクトを継続するためには、近年の同指数の値動きの傾向を知ること、そしてそれに見合った投資戦略を模索することが欠かせません。これらについて、今後数回でまとめています。
S&P500指数の長期視点の推移を確認すると、足元の水準は1980年に比べて約60倍、2010年ごろに比べて約6倍です。長期視点で、飛ぶ鳥を落とす勢いで価格が上昇していると言えます。
とはいえ、しばしば、同指数はショックが冠される急落に見舞われてきました。価格上昇の勢いが増した2010年よりも前に二回、それよりも後に五回、ショック級の急落が起きました。2010年以降、ショック級の急落が発生する回数が増えていることは、投資家の皆さんにとって、懸案事項であると言えます。
しかし別の傾向もあります。急落が発生した時のデータを確認すると、以下の通り、2010年以降は下落率が低下したり、回復までの年数が短くなったりしています。同年以降、一回のショック発生時のマイナス面の影響が小さくなっていることがわかります。
2010年を境に、マイナス面の影響が小さくなった背景には、リーマンショック(2008年)後に欧米の中央銀行が大規模な金融緩和を実施したこと、その後も金融緩和の実施や示唆が景気回復期待を増幅させていること、世界中でさまざまな金融商品が開発され、リスクを回避・分散する策が増え始めたこと、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)において株価上昇を促す期待が増幅しやすくなっていることなどが、挙げられます。
図:S&P500指数のショック発生時の下落率・回復までの年数など

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成