ゴム週刊情報

著者:小網 太郎
◆ファンダメンタルズ

【産地】USSのタイ主要卸売3市場の一日の取引量は90~100トン。3月18日の価格はキロあたり62.89~64.13バーツ、RSS3号タイ主要港4月積価格は248.0~250.0セント。

【在庫】全国生ゴム営業倉庫在庫の最新データは、2月28日現在7,641トン(前旬比467トン増)。

 2月下旬の入出庫は入庫1,016トン、出庫549トン。


◆展開予想

 JPXゴムは大幅下落、週の大半は270円台で小動きであったが、週末にかけて米長期金利が一段と上昇、株式や原油が急落すると金曜日の上海ゴムは寄付きから売られ一時14,550元まで値を切り下げると国内市場も売り圧力が強まり先限は一時262.2円まで大幅安となった。株式市場はまちまち、米金利上昇を受けてハイテク株は軟化する一方、利ザヤ改善期待から銀行株等は堅調推移、商品市場もまちまちで原油は週末に大幅安の一方貴金属は安値から反発し週間では上昇、ドル円は円安圏で保ち合い商状108円台後半で推移している。

 3月19日正午過ぎ現在RSS先限は262.8円前後、TSR先限は200.0円前後の取引。週の高値はRSS274.7/TSR200.0円、週の安値はRSS263.0円/TSR198.0円。

 現物市場は260.0円程度、週間取引はUSS・RSS3共に値を切り上げながら増加傾向。国内市場は当先限に大きな変化はないが中限は先限が売られた影響もあってか順鞘縮小の動き、目先は現物市場よりも上海市場に連動しており、上海次第では思わぬ安値もありうるか。ただ、現物見合いでは“割安”水準であり追加入着も限定的となりそう。ウィンタリングにより産地サイドの値崩れが生じなければ、基本的には押し目方針を継続、変動率は高い地合いが続きそうなので慎重に取引を進めたい。先限は250.0~280.0円を予想する。


 

このコラムの著者

小網 太郎(コアミ タロウ)

国際法人部ゴム担当。
http://www.okachi.co.jp