原油反発。米主要株価指数の反発などで。63.45ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,777.75ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,775元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年06月限は416.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで572.25ドル(前日比5.65ドル拡大)、円建てで1,989円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月16日 20時13分頃 先限)
金 6,203円/g 白金 4,214円/g
ゴム 235.6円/kg とうもろこし 32,110円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「復活するか米国の原油生産量」
前回は、「コロナとの“共存”は金相場の超長期の下支え要因」として、筆者が考える金市場における6つのテーマの1つ、“有事のムード”と新型コロナの関係について述べました。
今回は、「復活するか米国の原油生産量」として、今月(2021年4月)、EIA(米エネルギー省)が公表した2つの月次統計から、米国全体の原油生産量と米シェール主要地区の原油生産量について書きます。
2021年3月の米国全体の原油生産量は日量1,084万バレルでした。原油価格が暴落し、新型コロナが“パンデミック”とされた1年前(2020年3月)が日量1,274万バレルだったため、この1年間で同生産量は14%強、減少したことになります。
また、2021年3月の米シェール主要地区の原油生産量の合計は日量760万バレルでした。1年前が日量914万バレルだったため、この1年間で同生産量は16%強、減少したことになります。この1年間を振り返ると、シェールの生産減少が主導し、米国全体の原油生産量の減少が進んだことがわかります。
ただ、以下のグラフのとおり、2021年3月は、やや、米シェールそして米国全体の原油生産量が、底打ちしたようにも見えます。次回以降、述べますが、この米シェール生産の底打ち感は、稼働リグ数の増加が関わっているとみられます。
米国の原油生産量の減少は、2020年5月以降の、原油相場の一定の上昇要因になっていたと筆者は考えています。この要因が逆転(米国の原油生産量が増加)することになれば、逆に一定の下落要因が発生する可能性が出てきます。
引き続き、米国全体および米シェール主要地区の原油生産量の推移に注目したいと思います。
図:米国全体の原油生産量と米シェール主要地区の原油生産量 単位:百万バレル/日量
出所:EIAのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,777.75ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,775元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年06月限は416.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで572.25ドル(前日比5.65ドル拡大)、円建てで1,989円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月16日 20時13分頃 先限)
金 6,203円/g 白金 4,214円/g
ゴム 235.6円/kg とうもろこし 32,110円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「復活するか米国の原油生産量」
前回は、「コロナとの“共存”は金相場の超長期の下支え要因」として、筆者が考える金市場における6つのテーマの1つ、“有事のムード”と新型コロナの関係について述べました。
今回は、「復活するか米国の原油生産量」として、今月(2021年4月)、EIA(米エネルギー省)が公表した2つの月次統計から、米国全体の原油生産量と米シェール主要地区の原油生産量について書きます。
2021年3月の米国全体の原油生産量は日量1,084万バレルでした。原油価格が暴落し、新型コロナが“パンデミック”とされた1年前(2020年3月)が日量1,274万バレルだったため、この1年間で同生産量は14%強、減少したことになります。
また、2021年3月の米シェール主要地区の原油生産量の合計は日量760万バレルでした。1年前が日量914万バレルだったため、この1年間で同生産量は16%強、減少したことになります。この1年間を振り返ると、シェールの生産減少が主導し、米国全体の原油生産量の減少が進んだことがわかります。
ただ、以下のグラフのとおり、2021年3月は、やや、米シェールそして米国全体の原油生産量が、底打ちしたようにも見えます。次回以降、述べますが、この米シェール生産の底打ち感は、稼働リグ数の増加が関わっているとみられます。
米国の原油生産量の減少は、2020年5月以降の、原油相場の一定の上昇要因になっていたと筆者は考えています。この要因が逆転(米国の原油生産量が増加)することになれば、逆に一定の下落要因が発生する可能性が出てきます。
引き続き、米国全体および米シェール主要地区の原油生産量の推移に注目したいと思います。
図:米国全体の原油生産量と米シェール主要地区の原油生産量 単位:百万バレル/日量
出所:EIAのデータをもとに筆者作成