第23回 ストキャスその4、『ストキャス名脇役、%D、Slow%Dを極める!』

◆ %D = A/B × 100 A=(当日終値-n日間の最安値)のY日間合計。 B=(n日間の最高値-n日間の最安値)のY日間合計。 ※nは通常9日が初期設定(デフォルト)されていることが多い。 ※Yは通常3を使う。
□A/B×100 最後の×100は少数を%表示にするためのものだから気にしなくていい。 分母Bは過去n日間の最高値と最安値の差。これは毎日変わる。ということはクラスの人数が違うのと同じこと。つまり単純に%Kを3日足して3で割るということでは正しい平均値が出ないということじゃ。 ■そうか。 図 □ということで、まず「過去n日間の最高値と最安値の差」を3日間合計しなければいけない。これが全園児の人数を求めるのと同じことになる。 上記図で説明するとa+b+cとなる。 ■なるほど。 □続いて、当日終値と最安値の差を3日間合計しなければいけない。これはつまり各クラスの女生徒の数を合計したことと同じ意味を持つ。 上記図で説明するとd+e+fとなる。 で (当日終値-n日間の最安値)の3日間合計を(n日間の最高値-n日間の最安値)の3日間合計で割る。これが正しい3日平均。 上記図で説明すると(d+e+f)÷(a+b+c)となる。わかるかな? ■なああああるほど。わかりました。 □わかってくれたか。長い道のりだったが、これでストキャスの計算式はクリアできた。 S%Dが%Dの3日平均というのは公式を見ればすぐわかるからね。
◆ Slow%D = %DのZ日平均  ※Zは通常3を使う。
■これは簡単。

3.%Dは%Kの3日平均、S%Dは%Kの3日平均!

□さて、ここでもう一度声を大きくして言う。 %Dは%Kの3日平均、S%Dは%Dの3日平均にすぎない。このことを頭にたたき込めばストキャスが見えてくる。 ■見えてくるんですか?本当に? □なんのために3日平均したのか、それをじっくり考えてみろ。宿題だ。ヒント、移動平均線に関してはこの講座で徹底的に勉強した。だから移動平均はなんのためにあるのかということも徹底的にたたきこんだはず。それを思い出せば見えてくるぞ。 ■見えてくるのかなあ。 □見えてくる、見えてくる。では、本日はここまで。 ■講師、次回は早めにお願いします! □了解!!