第30回 一目均衡表その1、『一目均衡表の歴史。そして5つの線を覚えよう!』

□ではその見分け方を教えよう。
まず、遅行スパン、ひとつだけ後ろにずれているからすぐわかる。5つの線の中で一番仲間はずれの線だ。



□続いて先行スパン1・2、これはムサシ君が言っていたように雲を形成しているのが先行スパン1と2で囲まれた部分。だから先行スパンだということはすぐわかる。また現在から先に線が伸びているのが一目均衡表の特徴だが、その先に伸びているのが先行スパン1と2の線。で、問題はどちらが先行スパン1でどちらが先行スパン2かということ。見分けられるかね?

■いえ、自信ありません(汗;)。



□先行スパン1と2は時に、先行スパン1が上にあったり、先行スパン2が上にあったりと入れ替わるので見分けづらい。簡単な識別法を教えよう。横ばい状態が多い方が先行スパン2。先行スパン2に比べて上がったり下がったり、変化が多いのが先行スパン1と覚えればいい。



■なるほど。これだと色分けされてなくてもどちらが1でどちらが2かすぐにわかりますね。

□そして転換線と基準線、価格と共に上がったり下がったりしている線が転換線と基準線だが、より価格の近いところを動いているのが転換線、転換線の外側で価格と共に動いている線が基準線だ。



■なるほど。

【Lesson1、5つの線の見分け方】 ・転換線・・価格の一番近くを価格と共に上下しながら動く線。 ・基準線・・転換線の外側を価格と共に上下しながら動く線。 ・遅行スパン・・ひとつだけ後ろ側にずれている仲間外れの線。 ・先行スパン1・・抵抗帯を作る線のうち、上下動が多い方の線 ・先行スパン2・・抵抗帯を作る線のうち、横ばい状態が長い方の線
□一目均衡表を極めたいなら、5つの線を見た瞬間に、あ、これは転換線、これは先行スパン1などと見分けがつかなければいけない。まずはその訓練をするところから始めてくだされ。 ■了解。 □ということで、一目均衡表徹底解説第一回は終了。