第37回、一目均衡表その8、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?中編、もみあい相場での仕掛け方」

  【もみあい時の一目均衡表の各線の動き】 1、転換線・・・9日以下の周期のときは完全に横ばい。それ以上の周期のときは、ある時期上昇、ある時期下降をその周期に合わせて繰り返す。   2、基準線・・・26日以下の周期のときは完全に横ばい。それ以上の周期のときは、ある時期上昇、ある時期下降をその周期に合わせて繰り返す。   3、先行スパン1・・・9日以下の周期のときは完全に横ばい。それ以上の周期のときはある時期上昇、ある時期下降をその周期に合わせて繰り返す。 ※転換線に似ているが、その上昇下降幅は転換線の上下幅より小さい。 ※26日間ずらしているので、実際のもみあい期間より26日間ずれて表示されるので注意。   4、先行スパン2・・・52日以下の周期のときは完全に横ばい。それ以上の周期のときはある時期上昇、ある時期下降をその周期に合わせて繰り返す。 ※26日間ずらしているので、実際のもみあい期間より26日間ずれて表示されるので注意。 ※もみあい期間が52日間以下のときは横ばいにならない。   5、遅行スパン・・・価格の動きを26日過去に動かしただけなので、価格がもみあいのときはそのもみあいの周期に合わせて、遅行スパンも上昇・下降を繰り返す。  
■おお、よくわかります。 □遅行スパンは一目均衡表の各線の中では意味合いの違う線だということも頭に入れておこう。 ■半値線ではないですからね。 □ということで遅行スパンはほとんど横ばいになることはない。転換線と先行スパン1も9日以内の周期というのはめったにないので、なかなか完全に横ばいになることはない。周期に合わせて、ある時期上昇、ある時期下降を繰り返すというパターンが多い。その「ある時期上昇、ある時期下降」の上下変動幅が一番大きいのが遅行スパン、その次が転換線、一番小さいのが先行スパン1ということになる。ということでそれらの線は横ばいの線に絡むように上下動を繰り返すことになる。
  【一目均衡表の各線で横ばいになりやすさ】 基準線 > 先行スパン2 >>> 先行スパン1 > 転換線 >>> 遅行スパン  
■そうすると横ばいになりやすい代表的な線は基準線と先行スパン2ということになりますね。先行スパン2は52日間以上もみあいが続かないと横ばいにならないので、先行スパン2が横ばいになったということはそれだけで長期もみあいが続いているとわかる。 ■52日間は長いですものね。 □一番横ばいになりやすい線は圧倒的に基準線。基準線が横ばいになってもみあいの中心を示すということが一番多い。そして長期もみあいが続くと先行スパン2が横ばいになってくる。このことを頭においておこう。但し、先行スパン2は26日ずれているので、もみあいが起こっているのは、線が横ばいになっているところから26日前の話だということを忘れないように。 ■了解。そこ勘違いしやすいですね。そして、大事なのはやはり基準線。