小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その2、「RSIの計算式からわかること!」

世間一般で言われるRSIの買いシグナル・売りシグナル

□ところが世間一般ではRSIの買いシグナル・売りシグナルは次のように言われる。
RSIの買いシグナル ・RSIが30%を割り込んだら、売られすぎのなので買い RSIの売りシグナル ・RSIが70%を超えたら、買われすぎなので売り
■ですね。でも確かに70%以上が天井圏だったり30%以下が底値圏だったりすることはよくあります。 □なるほど、ムサシくんはそう感じてるのだね。 zu5 ■どうですか?上記を見ると、RSIのそのシグナル、なかなか使えるような気が。 □ふむふむ、ムサシ君はどうやらチャートトリックに引っかかっているようだね。 ■チャートトリック!?前回はテクニカルマジック、今回はチャートトリック、チャート分析にはどこまで落とし穴が潜んでいるんですか! □ははは。お人好しにはテクニカル指標は使えない。いかにも当たっているように見えて、外れていることが多い。下図を見てご覧。AがRSIが70%を超えたところ、BとCがRSIが30%を割り込んだところ、ここで仕掛けて本当に利益がとれるかな? zu6 ■なるほど、A地点はその後の上昇を我慢出来れば、下げで取れますか、ちょっと心配ですね。B地点で買ったりしたら大失敗ですね。C地点で買うと・・・これはまだ結果がわからない。 □どうだね。実際には70%以上では売り、30%以下では買いというだけでは使い物にならないことがわかっただろ? ■うーん、難しいですね。 □難しくはない。テクニカル指標の計算式を理解して、その数値が意味するところを理解すれば、どう使ったらいいかも自然とわかる。次回はRSIにおいて70%以上、30%以下が意味すること、そしてそれを以下に売買ルールに落とし込むかをレクチュアする。 ■楽しみです。 □本日はここまで。