小次郎講師のボリンジャーバンド解説その11、「ボリバンまとめ!」

3、バンド幅

バンド幅が最小に縮小することをスクイーズ(squeeze)と言い、最大に拡大することをボージ(bulge)と呼ぶ。 ■どちらもトレンド転換の印でしたね。 □そうだね。しかし、ボージはトレンド終了のサイン、スクイーズはこれから新しいトレンドが生まれる予兆。 ■なるほど、スクイーズというのはすぐに意味がわかりますね。トレンドが終了し、値動きがなくなったところから新たなトレンドが発生すると、そこにスクイーズが出来る。 □だね。 ■ボージは急騰・急落してトレンドが終了というときに起こるんでしょうね。買い方の投げや売り方の踏みが出てくると、価格が暴騰暴落してトレンドが終了する。 □意味を理解するとわかりやすいね。ということはボージで上昇トレンドが終了するとその後に反動の急落が起こりやすい、ボージで下降トレンドが終了したときも同様。反動で急騰が起こりやすい。 ■なるほど。気を付けなきゃ。 □逆にバンド幅が一定で変わらないのは長続きする安定上昇期、長続きする安定下降期。 ■そして、もみあい期にもバンド幅は一定となる。 □ボリンジャーバンドはそのもみあいの終了も教えてくれる。スクイーズでね。 ■すごいですね。テクニカル指標はたくさんありますが、もみあいの終了を教えてくれる指標はボリンジャーバンドだけです。 □特に期間130本前後(日足で6ヶ月程度)の最小スクイーズの後はチャンス。大きなトレンドが発生しやすいと言われている。その中でも特にもみあい130本前後の最終スクイーズは大注目だ。