小次郎講師のボリンジャーバンド解説その12、「ボリバン極意の書!」

□これを元に先ほどのチャートを分析すると

★図

□と、こうなる。いいかな?

■最初の上昇期には途中で実体がミッドバンドにクロスしていますが、完全にミッドバンドの下まで行っていないので、まだかろうじて上昇トレンドの押し目という判定ですね。2番目のもみあいは下がって上がったように見えますが、期間があまりに短いのでもみあいと捉えた方がいいでしょうね。次の下降トレンドは明確なわかりやすい下降トレンドですね。途中でやはりミッドバンドまで戻していますが、きれいに跳ね返されています。最後の上昇トレンドは、本来は上限にタッチしてからが上昇トレンドのスタートでしょうが、その前からミッドバンドを上回っているので、このような区分になるのですね。

□よく読めた。

■最後の上昇トレンドが終わった後は下降トレンドと見ていいんですか?

□チャートでは一番右側が一番大事。現在の局面は上昇トレンドが終わったところ。上昇トレンドが終わったとすると、次に来るのは、2種類考えられる。もみあい期入りか、下降トレンド発生だ。現在は下限タッチしているで下降トレンド発生の可能性が高い。しかし、この後価格が上がっていってミッドバンドを超えるようであれば、今度はもみあい相場の可能性が高くなる。

■つまり、現時点ではその2択のうち、下降トレンドの方がやや優勢と。

□そういうこと。

■了解です。

□これでまず価格変動を3つに分けることが出来た。

■上昇トレンド・下降トレンド・もみあい相場ですね。

□続いて、その3つの状態をバンド幅の状態でさらに3つにわける。