小次郎講師のボリンジャーバンド解説その14、「ボリバン極意の書!続き」

□よく覚えたね。価格の高さを偏差値で表せば、どれくらい高いかが客観的に評価できる。ということで価格が+2シグマを超えたら、天才的に高いと位置づける。ということでこのゾーンを天才ゾーンと名付けたい。

■東大に入れるくらいの高さですからね。

□価格が+1シグマから+2シグマの間なら秀才的に高いとわかる。ということでここは秀才ゾーン。

■なるほど、人気大学の偏差値ですね。60代と言うと

□秀才は上昇志向が強い。安定上昇をするのがこのゾーンということがよくわかる。

■公務員型と思えばいいですか。

□だね。価格がミッドバンドから+1シグマの間なら中の上、ミッドバンドから-1シグマの間なら中の下といったところ。-1シグマから―2シグマの間を鈍才ゾーン、それより下を変人ゾーンと色分けした。

■―2シグマ以下は変人なんですね。まあ、変人と天才は紙一重といいますからねえ。

□余計な話はいい。そのように偏差値で価格の高さを分類すると6つに分類できる。ミッドバンドとバンド幅で9種類に分類したわけだが、その後、価格の偏差値の位置でそれぞれお6つのゾーンに分類できる。

■すごい。すると、9×6で54パターンになります。

□そうだね。しかし、その中にはありえないパターンがあるので、実際はもっと少ない。でもこうやってパターンに分けていけば現状が簡単に分析できるのだという考え方は大事。



2、9つのパターンを6つのゾーンでさらに詳しく現状分析

□さて、ではこれからの解説は前回の解説をさらにバージョンアップしたもの。パターン別分析にゾーンという要素を加えていく。前回の復習も兼ねて聞いてごらん。 ■了解です。 【パターン①】 ・上昇トレンドでバンド幅拡大。 □上昇トレンドの初期では、価格はミッドバンドの当たりから徐々に上昇を始め、秀才ゾーンに入り、やがて天才ゾーンに突入するという動きになる。天才ゾーン入りをすることが上昇トレンド発生の大きなシグナル。