小次郎講師のボリンジャーバンド解説その14、「ボリバン極意の書!続き」

【パターン⑦】
・下降トレンドでバンド幅拡大。

□価格は次第にミッドバンドから下がりだし、鈍才ゾーンを経て、変人ゾーンに入る。これが下降トレンド発生のシグナル。但し、上昇と違って、下降には上昇相場の急落でこのパターンになることがよくある。トレンドの終盤にパターン①になり、一気にパターン⑦になるというケースだ。

■要注意ですね。

□この急落相場の後には半値の戻しも一気に来ることが多い。覚えておこう。


【パターン⑧】
・下降トレンドでバンド幅一定

□下降トレンドでもバンド幅が安定した長く続く下げ相場はある。そのときはそれに乗っかるのが基本。上昇相場のパターン②と同様。ミッドバンド近辺まで戻して、そこから下げだしたら戻り売りのチャンス!

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【パターン⑨】
・下降トレンドのバンド幅縮小

□下降する勢いがだんだん弱まって、底打ちというパターン。秀才ゾーンや天才ゾーンで動いていたのが、次第に凡才ゾーンで推移してくるようになるのもこのときの特徴。

■典型的な底打ちパターンですね。


□以上、前回の9パターンを6つゾーンにわけて解説した。どうだいわかりやすいだろ?

■わかりやすいです。9つのパターンも慣れれば見分けが付きますし、6つのゾーンは価格がどの位置にあるかは見ればすぐわかりますからね。これがボリンジャーバンドの分析法なんですね。

□ボリンジャーバンドはミッドバンドでトレンドを見て、バンド幅でボラティリティを見て、バンドのどの位置に価格があるかで相対的高安を判定する。その3つの総合分析がボリンジャーバンドということがわかれば、自然とここまでたどり着く。

■勉強になります。