NY金・銀市況=金が反落、米総合PMIの上昇が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 2)  2030.7     2037.9      2011.7      2016.0     -  9.8
          (24/ 4)  2049.7     2057.2      2031.1      2035.2     - 10.0
   銀     (24/ 3)  2257.0     2309.0      2246.5      2288.9     + 42.7
         (23/ 5)  2279.0     2330.5      2269.5      2310.8     + 42.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           301,711       208,167       465,872        (-  1,197)
  銀           77,235        53,109       138,617        (-    251)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,806.39  -  99.06
     23日  148.37/39   1.0850/52   ・ナスダック         15,481.92  +  55.98
     24日  147.60/62   1.0879/81   ・10年米国債利回り      4.18  +   0.04
・NY原油  (24/ 3)   75.09 + 0.72  ・SPDR保有金残高    858.93      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。終値の前日比は金が10.0〜9.8ドル安、中
心限月の4月限が10.0ドル安、銀が41.5〜42.9セント高、中心限月の3月
限は42.7セント高。
 金4月限は反落。時間外取引では、戻りを売られる場面も見られたが、米国債の利回
りが低下し、ドル安に振れると、押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安を受け
て堅調となった。日中取引では、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて
戻りを売られた。
 銀3月限はドル安が支援要因となったが、米総合購買担当者景気指数(PMI)の上
昇を受けて上げ一服となった。
 ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では2043.1〜2055.1ドルのレ
ンジで推移、前日比7.9ドル高の2053.1ドルとなった。4月限は高寄りしたの
ち、戻りを売られる場面も見られたが、米国債の利回りが低下し、ドル安に振れると、
押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安を受けて堅調となった。
 日中取引では、買い戻されて2057.2ドルまで上昇した。その後は、米総合購買
担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込
むと、2031.1ドルまで下落した。
 米総合購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて米国債の利回りが上昇すると、
ドル安が一服し、金の戻り売り圧力が強まった。CMEのフェドウォッチでは、米連邦
準備理事会(FRB)の3月利下げ確率は38.6%(前日46.2%)に低下した。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で2246.5〜2291.5セントのレンジ
で推移し、前日比41.8セント高の2288.0セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、米国債の利回り低下によるドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入る
と、ドル安を受けて堅調となった。
 日中取引では、買い戻されて2309.0セントまで上昇した。その後は、米総合購
買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて上げ一服となり、2274.5セントまで
下落したが、押し目は買われた。
 1月23日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1189オンス減の1991万
7109オンス、銀は93万5209オンス減の2億7678万5450オンス。

今日の材料
・中国人民銀行(中央銀行)が、脆弱な景気回復を後押しするため2月5日から預金準
備率を0.5%ポイント引き下げると発表した。
・1月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.9とな
り、昨年12月の47.6から上昇した。市場予想の48.0には届かなかった。景況
拡大・悪化の分かれ目となる50を8カ月連続で下回った。
・1月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.5となり、7カ月ぶ
りの高水準に達した。昨年12月の52.1から上昇し、市場予想の52.2も上回っ
た。
・ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、中国が経済危機に陥った場合にドイツの経済成長率
は1.5%程度低下し、銀行も打撃を受ける可能性が高いとの試算を発表した。
・1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.3と12月の50.9か
ら上昇し、昨年6月以来の高水準となった。サービス業と製造業の両指数が上昇した。
・カナダ銀行(BOC)は、政策金利である翌日物金利の誘導目標を5.0%に据え置
いた。基調インフレは依然懸念材料としつつも、今後の焦点は追加利上げの必要性では
なく、利下げ開始時期にシフトしつつあるとした。
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