NYプラチナ市況=反落、株安やドル高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   911.3      913.7       896.4       898.4    - 14.6
         (24/ 7)   919.9      923.0       905.9       907.6    - 14.4
 パラジウム  (24/ 6)  1017.00    1024.00      994.00      998.30   - 20.60
         (24/ 9)  1023.00    1023.00     1005.50     1006.90   - 20.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          42,042         60,265        84,705       (-    340)
 パラジウム          2,192          3,126        19,101       (+      3)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,475.90  - 305.47
     前日  151.62/64   1.0859/61   ・ナスダック         16,428.82  +  26.98
     本日  151.40/42   1.0808/10   ・10年米国債利回り      4.22  -   0.05
・NY原油  (24/ 5)   80.63 - 0.44  ・SPDR保有金残高    838.50      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比は、プラチナが14.6〜13.6ドル
安、中心限月の4月限が14.6ドル安、パラジウムが20.70〜20.60ドル
安、中心限月の6月限は20.60ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となっ
た。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引では、株安やドル高
を受けて売り優勢となった。
 パラジウム6月限は欧州時間に買い戻されたが、株安やドル高を受けて戻りを売られ
た。
 プラチナ4月限は時間外取引を903.0〜913.7ドルのレンジで推移し、前日
比6.4ドル安の906.6ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、押し目を買われ
たが、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下
げ一服となった。
 日中取引は、株安を受けて売り優勢となった。その後は、ドル高再開や金軟調も下げ
要因となり、896.4ドルまで下落した。
 スイス中銀の予想外の利下げをきっかけとしたドル高に加え、株安が圧迫要因になっ
た。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが強く、米国債の利回りが低下した
が、週末を控えたポジション調整の動きが続いた。
 パラジウム6月限は、時間外取引を996.00〜1024.00ドルのレンジで推
移し、前日比5.90ドル安の1013.00ドルとなった。6月限は安寄りしたの
ち、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻
されて下げ一服となった。
 日中取引は、株安を受けて戻りを売られた。その後は、ドル高再開や他の貴金属の軟
調を受けて994.00ドルまで下落した。
 21日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7306
オンス、パラジウムは変わらずの5万2060オンス。
今日の材料
・2月の英小売売上高は前月比横ばいだった。市場予想(0.3%減)を上回った。
・3月の独IFO業況指数は87.8に上昇し、市場予想の86.0を上回った。
・イスラエルのネタニヤフ首相は、米国のブリンケン国務長官に対し、イスラエルはイ
スラム組織ハマスとの戦いを単独で続ける用意があると伝えた。
・米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、パンデミックは「持続的」影響をも
たらしたとし、良い政策を策定するためにFRBはマクロ経済データのみに頼るのでは
なく、市民や企業の声を直接聞く必要があると述べた。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、欧州連合(EU)首脳会議で、ユーロ圏
では今年インフレ率が低下し続け、経済成長は回復に転じるとの見通しを示した。
・英金融大手HSBCは、イングランド銀行(英中央銀行)が6月に政策金利の引き下
げを始め、25ベーシスポイント(bp)の利下げを決定するとの見方を示した。従来
は8月と予想していた。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。