●週間見通し金、押し目買い優勢の地合が続く＝マーケットエッジ

　前週は過去最高値を更新する展開になった。米長短金利低下を受けて、買い優勢の展
開になった。米金融当局者からは積極的な利上げに対して慎重な発言も聞かれるが、マ
ーケットは６月利下げを織り込む動きを見せている。また、中国現物需要の底固さもポ
ジティブ。人民元建て金相場も高騰しているが、中国では景気減速懸念などを背景に金
に対する需要が高水準を維持している。
　今週も押し目買い優勢の地合が続こう。４月１日のＩＳＭ製造業指数、５日の雇用統
計などがイベントリスクになるが、利下げ期待は維持される可能性が高い。米長短金利
が抑制された状態が続けば、更に上値を試す可能性も十分にある。週後半は中国市場が
連休を迎えることに注意が必要だが、３月に続いて４月も中国現物需要の底固さが維持
されると、一気に2,300ドルを試す可能性も想定しておく必要がある。
　予想レンジは２２００〜２３００ドル。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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