プラチナ市況=プラチナは反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,756    -43    11,773   -64  : 2,365.51   -17.09
銀          140.0    0.0     141.0   0.0  : 2,787.00   -49.00
プラチナ     4,615    -43     4,638   -30  :   933.28    -6.22
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,020.75    -2.12
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.72   +0.35  ユーロ・ドル相場   1.0664  +0.0029
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まったのち、戻りを売られる場面も見られたが、円安やドル建て現物相
場の堅調が下支えになった。午後に入ると、金軟調に上値を抑えられた。パラジウムの
商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが57〜12円安、プラチナスポットが56
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7305枚、プラチナミニが772枚、プラチナスポット
が6960枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米FRBの利下げ観測後退が圧迫】
 プラチナ先限は夜間取引で4621円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=154円台後半の円安に振れた。
 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。CM
Eのフェドウォッチで、9月以降の利下げが見込まれており、年1回の利下げとなるか
可能性が高まった。イランとイスラエルの衝突が回避され、株高に振れたことは下支え
要因だが、今週は第1四半期の米国内総生産(GDP)速報値や3月の米個人消費支出
(PCE)デフレータの発表があり、堅調な内容になると、利下げ先送り見通しがプラ
チナの圧迫要因になりそうだ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の929.50ドルから、ドル安を
受けて937ドル台まで上昇した。午後に入ると、金軟調を受けて上げ一服となった。
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