[10月21日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
週間高低(カッコ内は日付) 10月15日〜10月18日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 34,980 34,980(15) 34,980 (15) 34,980 ± 0
======================================
<シカゴ>18日終値 前週末比 |<週間統計データ> (10月10日まで)
24/12 404.75 -11.00 |週間輸出検証高: 43万0,323トン
25/ 3 419.00 -14.00 |週間輸出成約高:222万5,700トン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.84円 前週末比 1.07円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【前週のレビュー】とうもろこしは、24年11月限は3万5000円で平穏納会と
なりそうな気配。25年11月限が発会後、取組高が急増するかに注目。シカゴコーン
需給報告をきっかけに新たな方向性を示すとした。
【とうもろこしは実商いはなく、市場は活性化されず】
とうもろこしは実商いがほとんどないなか、24年11月限は3万5000円で納会
となった。16日に25年11月限が新甫発会となったが、17日時点で取組高は2枚
のみ。
総取組高の7割以上を占めていた24年11月限が納会となり、17日時点の総取組
高は206枚まで減少。昨年10月16日の24年11月限の発会日は出来高が972
枚、取組高が854枚まで急増したが、今年は意図的に取り組み高を増やし、市場活性
化の動きは見られない。
今後は新規売買が見送られるなか、小口の玉整理が続き、市場はさらに縮小するとみ
られ、規売買は参加しにくい環境が続く。各限月の取組高は大差はないが、期中5月限
(70枚)、7月限(61枚)が比較的多い。目先の注目要因としては、3万6000
円で割高感のある7月限が他限月にサヤ寄せするかに注目。
【シカゴコーンは400セント水準で買いが喚起される】
シカゴコーンは軟調な展開ながらも底堅く推移し、下値を切り上げた。米国産コーン
の収穫の進展やドル高を受け、売り圧力が強いなか、期近12月限は17日に400セ
ント割れとなり、9月12日以来の安値となる、399セントまで下落。しかし400
セント割れは続かず、反発に転じ406.75セントで引けた。ハーベストロー(収穫
期の最安値)である9月12日の安値397セントを試す前に切り返した。16、17
日に大口成約の報告があり、400セント水準では買いが喚起される印象が強い。
11日に米農務省(USDA)から月例需給の発表があり、新穀の24/25年度・
米国産コーンの生産高、イールド(単収)とも前月予想から上方修正となった。需要が
上方修正となったため、期末在庫率は前月の13.7%から13.3%に下方修正とな
った。ただし需給ひっ迫には遠く、在庫は潤沢と評価され、この日のシカゴコーンは売
り優勢となった。
大口投機家は今月8日時点で3万6071枚の買い越し。9日以降、買い玉の手じ
まい売りが増えている一方、売り玉が増え、買い越し幅は大幅に減っているとみる。
14日以降は取組高が大幅に増加するなか、軟化しており、新規売りが増えたもよう。
410セント超えとなると、買い戻しで415セント前後まで上げ余地が生まれる。小
麦相場や南米産の作付けの影響を受けるが、395〜415セントのレンジ相場を形成
か。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
21日 独生産者物価指数 2024年9月(連邦統計庁)
米景気先行指数 2024年9月(カンファレンスボード)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
作柄・収穫率報告(USDA)
22日 加鉱工業製品価格指数 2024年9月(カナダ統計局)
23日 米中古住宅販売統計 2024年9月(全米不動産協会)
政策金利発表(カナダ銀行)
24日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2024年10月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年10月速報(Markit)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米新築住宅販売 2024年9月(商務省)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
25日 独景況感指数 2024年10月(ifo)
米耐久財受注 2024年9月速報値(商務省)
米消費者信頼感指数 2024年10月確報値(ミシガン大)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。