金・銀午前=金が軒並み上昇、現物高が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が軒並み上昇。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、
買い戻しなどが入って上値を伸ばした。銀は金堅調につれ高となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が61〜212円高、金ミニが99.5
〜231.5円高、ゴールドスポットが1039円高、銀が2.3〜9.0円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万2994枚、金ミニが7077枚、ゴール
ドスポットが457枚、銀が2枚。
【金はドル安が支援】
 金はドル安が支援要因になったが、ニューヨーク市場の休場を受けて上げ一服となっ
た。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は、EC
Bが次回12月理事会で利下げについて議論するのは時期尚早との認識を示した。ユー
ロ圏のインフレ率が依然として予想を上回る可能性があるためとした。ECBが公表し
た10月の理事会の議事要旨にから、ECB当局者は利下げを急いでいないことが分か
った。高い不確実性が続く中、一部当局者からは利下げサイクルは終了したという見方
も示された。
 ロシアのプーチン大統領は、米国とウクライナが協議した和平案の概要は紛争終結に
向けた基盤となる可能性があるとしつつも、そうでなければロシアは戦闘を続けると言
明した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナと米国の代表団が今週会合を
開き、ジュネーブで協議した和平の枠組みに関する方策をまとめる見通しと述べた。
 金先限は14日以来の高値2万1458円を付けた。ドル建て現物相場の上昇が支援
要因になった。円相場は1ドル=156円台前半で推移した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル安が支援要因になった
が、ニューヨーク市場の休場を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の
4162.48ドルから、買い優勢となった。
 午前11時現在、4191.16ドルで推移、銀は5392セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4154.20ドル、銀が5326セント。

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