【場況】 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て 現物相場の押し目を買われたことを受けて堅調となった。銀は夜間取引で先限が小幅安 となった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が100〜134円高、金ミニが 61.5〜129.5円高、ゴールドスポットが307円高、銀が0.1円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万6900枚、金ミニが6042枚、ゴール ドスポットが4103枚、銀が2枚。 【NY金は中東情勢に対する懸念も上げ一服】 金は中東情勢に対する懸念が支援要因になった。イスラエルのネタニヤフ首相の自宅 がドローン(無人機)で攻撃された。一方、米国債の利回り上昇やドル高が上値を抑え る要因になった。米ダラス地区連銀のローガン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は 今後も追加利下げを行うと予想しており、FRBがバランスシートの縮小を進められな い理由はないとの考えを示した。米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、向こう 数四半期にわたり「緩やかな」利下げを予想しているとの見解を改めて示した。 金先限は上場来高値1万3268円を付けた。ニューヨーク高と円安が支援要因にな った。円相場は1ドル=150円台後半の円安に振れた。銀先限は166.4円に下落 した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受 けて史上最高値2740.09ドルを付けたのち、米国債の利回り上昇やドル高を受け て上げ一服となった。アジア市場では、朝方の2722.20ドルから、押し目を買わ れた。 午前11時現在、金が2728.52ドル、銀は3389セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2724.23ドル、銀が3390セント。 MINKABU PRESS
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