●論点解説穀物、ネガティブ材料の出尽くし感=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場は横ばい気味の展開になっている。豊作環境に変化は見られないが、ファン
ド売りの限界が意識されている。既に受粉期は終盤に差し掛かっているが、今季はホッ
ト・アンド・ドライの織り込みがほとんど見られなかったこともあり、例年よりも早め
にネガティブ材料の出尽くし感が意識されている。豊作は確定しつつあるが、その織り
込みも終了しつつある。ここまで生産ステージが進めば、仮にホット・アンド・ドライ
傾向が強くなっても作柄環境に対する影響は限定される。豊作の確定で上値が重いなが
らも、材料出尽くしを確認していく局面になる。28日引け後のクロップ・プログレス
の数値を受けて、改めて売り込む動きの有無が焦点になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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