金・銀市況=金が続伸、午後に入り一時200円高近くまで上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         13,229   +130    13,277  +155  : 2,731.96   + 7.73
銀          163.0   +3.0     166.5   0.0  : 3,407.00   +17.00
プラチナ     4,893    - 2     4,888   -14  : 1,007.70   -11.95
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,065.88   -11.91
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.70   +1.28  ユーロ・ドル相場   1.0823  -0.0030
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【市況】
 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場が押し目を買われたことを受けて堅調。先限は正午前に144円高で推移。午
後になり、1ドル=151円台前半まで円安が進行し、一時200円高近くまで上昇。
後半に上げ幅を縮小も150円近い上げ幅を維持して引けた。全限月が一代高値を更
新。
 銀は夜間取引で先限が小幅安となったが変わらずに戻した。4月限が4.0円高。そ
の他は出来ずも帳入値は上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが130〜152円高、ゴールドスポットが147円
高、銀が変わらず〜4.0円高。
 推定出来高は、金が3万4023枚、金ミニが7881枚、ゴールドスポットが
5850枚、銀が6枚。
【NY金市場に大量の買い資金流入もよう】
 金先限は午後に入ってからも上伸の勢いが衰えず、1万3325円まで一段高とな
り、上場来高値を大幅に更新した。14日間の相対力指数(RSI)が一時79台まで
上昇し、稀に見る強気相場。同時に短期的な買い過剰感、高値警戒感が台頭しつつあ
る。円安が進行するなか、ドル建て現物相場の上昇となり、JPX金の買い方にとって
追い風となり、終盤も大きな上げ幅縮小にはならず、1万3270円台を維持して引け
た。
 地政学的リスクに加え、来月5日に米大統領選挙を控え、米国の経済、政治に対して
の先行き不透明感不安が強く、ドル不安から金買いの強さが感じられる。今月15日以
降、ニューヨーク金の取組高が連日の大幅増加。大量の投機的な買い資金が流入してい
るもよう。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は堅調。きのうの海外市場では、中東情勢に対する懸念を受け
て史上最高値2740.09ドルを付けたのち、米国債の利回り上昇やドル高を受けて
上げ一服となった。アジア市場は、朝方の2722.20ドルから、押し目を買われ
た。午後に入り、ジリ高となり、2725ドル台まで上昇。ユーロドルの上昇が支援材
料。
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