NY金・銀市況=金が反落、ドル高や米国債の利回り上昇で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2639.1     2646.8      2623.2      2628.2     - 16.9
          (25/ 4)  2661.1     2668.6      2645.7      2650.5     - 16.5
   銀     (25/ 3)  3005.5     3035.5      2999.0      3018.9     + 23.1
         (25/ 5)  3031.0     3060.5      3025.5      3045.4     + 23.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           103,987       152,798       458,644        (+    830)
  銀           34,792        60,653       145,514        (-  1,863)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,906.95  +  66.69
     前日  156.40/42   1.0426/28   ・ナスダック         19,764.89  + 192.29
     本日  157.14/16   1.0405/07   ・10年米国債利回り      4.59  +   0.06
・NY原油  (25/ 2)   69.24 - 0.22  ・SPDR保有金残高    877.40  +  16.66
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。前日比は金が17.0〜15.2ドル安、中心限
月の2月限が16.9ドル安、銀が22.1〜25.2セント高、中心限月の3月限は
23.1セント高。
 金2月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受
けて堅調となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引で
は、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて売り優勢となった。
 銀3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや米つなぎ予算の成立を受け
て買い優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では2627.2〜2646.8ドルのレ
ンジで推移、前日比15.9ドル安の2629.2ドルとなった。2月限は安寄りした
のち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて堅調となった。欧州時間に
入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。
 日中取引では、ドル高や米国債の利回り上昇を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、2623.2ドルまで下落した。
 米議会でつなぎ予算案が可決され、政府機関の一部閉鎖が回避された。米連邦準備理
事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはないが、利下げペース鈍化が見込まれてお
り、戻りは売られた。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で3002.0〜3035.5セントのレンジ
で推移し、前日比20.2セント高の3016.0セントとなった。3月限は高寄りし
たのち、金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入り、ドル高に上値を抑えられ
た。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて2999.0セントまで下落した。ドル高が
一服すると、買い戻されて3032.0セントまで戻した。
 12月20日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比58万1012オンス増の
2003万4112オンス、銀は23万6363オンス減の3億1333万8391オ
ンス。

今日の材料
・第3四半期の英国内総生産(GDP)確報値は前期比横ばいに下方修正された。速報
値は0.1%増だった。労働党政権発足後の3カ月間の国内経済がゼロ成長だったこと
が明らかになった。
・中国共産党機関紙の人民日報は、国内で「買うのではなく借りる」消費行動が拡大し
ており、経済に新たな活力を与えているとする論評記事を出した。
・11月の米耐久財受注は1.1%減。前月は0.8%増だった。航空機を除く非国防
資本財(コア資本財)受注耐久財受注は前月比0.7%増となった。機械や電気製品へ
の需要が好調で、前月の0.1%減からプラスに転じた。
・12月の米消費者信頼感指数は104.7と、前月の112.8から低下した。市場
予想の113.3も下回った。
・11月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比5.9%増の66万
4000戸となった。ハリケーンの影響から回復した。ただ、住宅ローン金利の上昇が
来年の販売の足かせとなる可能性がある。
・ロシア大統領府の外交政策顧問であるユーリ・ウシャコフ氏は、プーチン大統領とト
ランプ次期米大統領の会談開催を複数の国が申し出ていると明らかにした。国名への言
及は避けた。
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