●論点解説ゴム、相互関税停止か米中対立激化か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は280〜300円水準で乱高下が繰り返されている。トランプ米大統領が
相互関税の一部を90日停止すると発表したことはポジティブ。相互関税に報復措置を
講じなかった国に対しては、10%の関税は残されるが、それ以上の税率は発動が停止
される。一方で、米中両国は関税の引き上げを続けており、ゴム需要環境に対する強力
な逆風が解消される訳ではない。9日は原油や銅相場など中国経済への依存度が高い銘
柄も上昇したことで、ゴム相場も安値修正の目線にシフトしているが、米中対立を無視
して上昇を続けることは容易ではないだろう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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