9日の穀物相場は全面高の展開になった。相互関税の一部停止が発表されたことを受 けて、コモディティ市場も全体的に安値修正の動きが優勢になっている。米中間では関 税引き上げの応酬が行われているため、米国産穀物の輸出環境は一段と悪化している可 能性が高いが、マーケット全体の地合に左右されている。ただし、米中間の通商環境の 安定化がなければ、特に大豆需給は強力な緩和リスクを抱え続けることになる。ウクラ イナでは、米国と欧州連合(EU)の大豆貿易が困難した場合、農業段階がEU向けに 大豆供給を行う意向を示すなど、米国産穀物を巡る各国の駆け引きが活発化している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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