円の魅力、安全資産の地位を超えたものとの指摘＝ＮＹ為替

　きょうのドル円はＮＹ時間に入って売りが優勢となっており、１４２円台に値を落としている。ユーロ円も下落しており、円高の流れは根強い。

　円の魅力は安全資産としての地位を超えたものとなっているとの指摘が一部から出ている。関税の不確実性がドル離れ議論を再燃させ、米国の例外主義への疑問を招く中、円資産はＧ１０通貨の中で勝者となる可能性があるという。

　日本経済のサイクルが１０年前と比べてより好転していること、金融政策の正常化、安定した制度も円の魅力を高めているという。さらに、バリュエーションも要因だと指摘。

　ドル円のここ数日の買い戻しは合理的な動きだが、１４０円への再下落は依然として可能性あるという。

USD/JPY　142.74　EUR/JPY　162.49
GBP/JPY　191.13　AUD/JPY　91.58

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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