Reutersによると、5月の石油輸出国機構(OPEC)産油量は、前月から日 量15万バレル増えて2,675万バレルとなった。国別ではサウジアラビアが13万 バレル、UAE、クウェート、ナイジェリアがそれぞれ3万バレル増産している。OP ECプラスは5〜7月にそれぞれ41万1,000万バレルの減産縮小を合意してお り、その合意に沿った対応になる。一方で、その合意だとサウジアラビアは17万バレ ル、UAEは8万バレル規模の増産になる計算であり、減産縮小合意の数値との間にか い離が生じている。産油量は増加しているが、実際の産油量の急増は回避されている。 イラン、イラク、リビアが減産している影響もあるが、OPECプラス増産合意の実際 のインパクトは、必ずしも大きくなっていない。5月の原油相場が値崩れを起こさなか った一因と言えよう。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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