プラチナ午前=プラチナは反落、現物安や円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ドル建て現物相場の下落と円高を
受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムの商い
は成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが97〜6円安、プラチナミニが
105.5〜30.0円安、プラチナスポットが294円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが9397枚、プラチナミニが976枚、
プラチナスポットが871枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米中の通商合意や予想以下の米CPIが支援】
 プラチナは米中の通商合意や予想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因にな
った。ラトニック米商務長官は、ロンドンで2日間にわたって行った米中通商協議を受
け、中国のレアアース(希土類)輸出規制を解消する枠組みで合意したと発表したが、
両国間の対立が永続的に解決される兆しはほとんど見られなかった。また5月の米CP
Iは前年比2.4%上昇し、伸びは市場予想の2.5%を下回った。
 トランプ米大統領は、米国の高関税の発動前に各国との貿易交渉を完了させる期限を
現行の7月8日から延長しても構わないが、その必要はないと考えていると述べた。米
国は今後1〜2週間以内に、数十カ国に合意条件をまとめた書簡を送り、各国はそれを
受け入れるか拒否するかを決めると述べた。
 プラチナ先限は夜間取引で5401円まで下落した。ニューヨーク市場で上げ一服と
なったことや円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=143円台後半まで円高に振
れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1267.10ドルから、ドル安とな
ったが、利食い売りなどが出て軟調となった。
 午前11時現在、プラチナは1264.87ドル、パラジウムが1069.94ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1267.81ドル、パラジウムが
1081.48ドル。
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