金・銀午前=金が急伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が急伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、利食い売りが出
たが、戻り高値を突破すると、踏み上げの動きとなった。ただ米下院でつなぎ予算案が
可決されると、上げ一服となった。銀は期先3本が買い優勢となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が409〜455円高、金ミニが
399.0〜525.0円高、ゴールドスポットが1017円高、銀が7.4〜
14.0円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万6913枚、金ミニが1万8071枚、ゴ
ールドスポットが362枚、銀が9枚。
【NY金はドル安や米政府機関再開期待が支援】
 金はドル安や米政府機関再開期待が支援要因になった。米下院のつなぎ予算案の採決
を控え、米政府機関の再開期待が出ており、ドル安に振れると、金が買われた。米下院
は日本時間午前9時頃に採決を実施する。米ホワイトハウスのレビット報道官は、トラ
ンプ大統領は連邦政府機関の一部閉鎖を終わらせる法案に署名したいと考えていると述
べた。また労働省の雇用統計のほか、インフレ関連指標は政府機関が再開されても10
月分は発表されない可能性があるとの見方を示した。
 米下院はつなぎ予算案を222対209で可決した。トランプ米大統領が署名する見
通しであり、政府機関の業務は順次再開される。
 金先限は10月21日以来の高値2万1482円を付けた。米政府機関再開期待が支
援要因になった。円相場は1ドル=154円台後半で推移した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、ドル安や米政府機関再
開期待を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の4197.37ドルから、
4208ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。
 午前11時現在、4192.84ドルで推移、銀は5334セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4116.88ドル、銀が5148セント。

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