石油午前=大幅安、根強い供給過剰懸念が重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は大幅安。石油輸出国機構(OPEC)プラスの月報を手がかりに来年
の供給過剰見通しが強まった。OPECプラスの中核国が引き上げられた生産枠に沿っ
て増産すると、来年は供給過剰となる見通し。時間外取引でもニューヨーク原油は軟調
に推移。ただ、米下院をつなぎ予算法案が通過し、米政府機関の一部閉鎖が終了したこ
とは下支え要因。年末商戦の開始を控えて、不透明感は後退した。
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は5万9620円まで下げ幅を拡大。た
だ、その後は売りが落ち着いている。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2130〜2110円安。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1070枚。
【本日はIEA月報】
 本日は国際エネルギー機関(IEA)が月報を公表する。IEAは前日の世界エネル
ギー見通し(WEO)で石油需要の拡大が2030年でピークアウトし、減少に向かう
との認識を修正したため、月報でも需要見通しが修正される可能性がある。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で12月限は前日比0.20ドル安の58.29ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは58.12〜58.50ドル。
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