NY金・銀市況=反落、手じまい売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 8)  3341.3     3341.4      3266.5      3287.6     - 60.4
          (25/12)  3396.5     3396.7      3321.8      3342.7     - 60.7
   銀     (25/ 7)  3656.0     3664.0      3563.5      3603.7     - 55.4
         (25/ 9)  3689.0     3697.5      3595.0      3637.0     - 55.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           225,005       163,800       434,448        (+    310)
  銀           73,745       101,118       168,815        (+    307)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,819.27  + 432.43
     前日  144.40/42   1.1701/03   ・ナスダック         20,273.46  + 105.55
     本日  144.60/62   1.1720/22   ・10年米国債利回り      4.29  +   0.04
・NY原油  (25/ 8)   65.52 + 0.28  ・SPDR保有金残高    953.39      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が62.5〜60.2ドル安、中心限月の8
月限が60.4ドル安、銀が57.0〜55.4セント安、中心限月の9月限は
55.4セント安。
 金8月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の7月の金利据え置
き見通しなどを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、手じまい売りなどが出て
軟調となった。日中取引では、米個人消費支出が予想外に減少したことを受けて下げ一
服となったが、戻りは限られた。
 銀9月限は金軟調につれ安となった。
 ニューヨーク金8月限は反落。時間外取引では3287.6〜3341.4ドルのレ
ンジで推移、前日比55.1ドル安の3292.9ドルとなった。8月限は安寄りした
のち、米連邦準備理事会(FRB)の7月の金利据え置き見通しなどを受けて売り優勢
となった。欧州時間に入ると、手じまい売りなどが出て軟調となった。
 日中取引では、3266.5ドルまで下落したのち、米個人消費支出が予想外に減少
したことを受けて下げ一服となった。その後は、米ミシガン大学消費者信頼感指数確定
値の上方修正などを受けて3295.0ドルで戻りを売られた。
 米連邦準備理事会(FRB)の7月の金利据え置き見通しなどを受けて手じまい売り
が出た。一方、5月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.3%上昇し、前
月の2.2%から小幅加速した。個人消費支出は前月比0.1%減で市場予想の0.1
%増に反しマイナスに転じた。6月の米ミシガン大学消費者信頼感指数確定値は
60.7と速報値の60.5から上方修正された。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3595.0〜3697.5セントのレンジ
で推移し、前日比68.9セント安の3623.5セントとなった。9月限は安寄りし
たのち、金軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、手じまい売りなどが出て急落し
た。
 日中取引では、戻りを売られたが、米個人消費支出が予想外に減少したことを受けて
下げ一服となった。その後は、ドル安一服などを受けて3641.0セントで戻りを売
られた。
 6月26日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3704万8335
オンス、銀は93万0224オンス減の4億9909万0358オンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、2%のインフレ目標を達成するとの
見通しを示した。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、インフレの沈静化により、米連邦準備
理事会(FRB)は9月から今年2回の利下げが可能との見解を維持した。
・5月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.3%上昇し、前月の2.2%
から小幅加速した。物価の「瞬間風速」を示す前月比は0.1%上昇し、伸びは前月と
同じだった。個人消費支出は前月比0.1%減で、市場予想の0.1%増に反しマイナ
スに転じた。
・6月の米ミシガン大学消費者信頼感指数確定値は60.7と速報値60.5から上方
修正された。1年期待インフレ率は5.0%と速報値5.1%から下方修正された。
・4月の加国内総生産(GDP)は前月比0.1%減少した。米関税措置を巡る影響を
受け、製造業や卸売業が振るわなかった。金融・保険や公共部門は伸びた。市場予想は
横ばいだった。
・ロシアのプーチン大統領は、 国防費の増大による予算の圧迫が物価上昇につながっ
ているとの認識を示し、 長期的に軍事支出を縮小する用意があると述べた。
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