LME市況=アルミは小反発、銅・ニッケルはドル高・貴金属安を嫌気し反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物           3カ月物
    アルミ        2,782.36  +    0.66     2,781.00  +    4.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,593.28  -   74.87    10,623.50  -   68.00
    ニッケル      14,968.71  -   48.41    15,175.00  -   47.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は小幅反発。2768ドルで続落して取引を開始した後はアジア株高
を受けた銅の堅調推移を受けて浮上し、2778ドル前後で高下する場面が見られた。
欧州の時間帯にかけて軟化したが、早々に買い戻す動きが広がった。米国の時間帯を迎
えるとニューヨークダウが3日続伸となったことが手掛かりとなって浮上し、17日以
来の高水準となる2798.50ドルの高値を記録。終盤には転売が見られ値位置を落
としたが、プラスサイドは維持して終えた。
 銅3カ月物は反落。1万0702.50ドルで堅調に開始。アジアの時間帯前半は、
米中貿易摩擦への警戒感の後退や、中国政府による景気刺激策への期待から上海株が大
幅続伸となったことに追随する買いが見られ、一時1万0733ドルの高値を付けた。
アジアの時間帯後半以降は軟化に転じながらも欧州の時間帯を終えるまで1万0610
ドルが下値支持線に推移。しかし、米国の時間帯を迎えると一時1万0542ドルの安
値まで下落。米株式市場は堅調ながら、ハイテク株などに短期的な過熱感が見られるこ
とや、ドル高・貴金属安を嫌気した売りが先行した。安値では買い戻されたものの戻り
は限られ、軟調に取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5200ドルで軟調で取引を開始した後は銅の堅調に
追随高となって1万5265ドルの高値に達した。欧州の時間帯にかけて軟化に転じた
後はしばらく1万5200ドルを前後する動きとなっていたが、米国時間に一段安とな
り、一時1万5145ドルまで下落。安値を離れた後は1万5200ドルを上値抵抗線
とする安もみとなり、小幅安で引けを迎えた。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場は軒並み上昇。
・中国上海総合指数は大幅続伸、52.44ポイント高の3916.33ポイント。
・欧米株は上昇。フランスのCAC40指数は一連の決算発表を控える中で史上最高値を
 更新
・ドルは上昇。ドル円は一時1ドル=152円台前半まで上昇。ユーロドルは今月14日
 以来、1週間ぶりの安値となる1.1595ドルまで下落。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウは218.16ドル高で続伸。ナスダックス指数は
 36.87ポイント安(0.16%低下)で小反落。
・ニューヨーク貴金属はドル高や買い過剰感を警戒した売りが殺到し、大幅反落。
 ニューヨーク原油は小幅高。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。