[本日の見通し]石油=下落、トランプ米大統領はベネズエラ攻撃をためらう

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、トランプ米大統領
はベネズエラ攻撃をためらっているという。攻撃しても、同国のマドゥロ大統領を退陣
に追い込めない可能性を危惧しているもよう。また、そもそもベネズエラに対する軍事
行動を正当化する理由は見当たらない。
 米軍はベネズエラ北部のカリブ海に展開しており、まもなく最新鋭の米空母ジェラル
ド・フォードも到着する予定。ただ、マドゥロ大統領は米国の軍事的圧力に直面しつつ
も、退陣や亡命など目立った動きを見せていない。南米ベネズエラの産油量は日量
90万バレル程度と限定的だが、原油の確認埋蔵量は世界第1位でサウジアラビアを上
回っている。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.24ドル高の59.67ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは59.62ドルから59.80ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万9500円から6万0500円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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