原油反発。米主要株価指数の反発などで。72.83ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,822.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,370元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年09月限は452.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで746.05ドル(前日比4.45ドル拡大)、円建てで2,609円(前日比3円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月29日 19時7分頃 先限)
金 6,427円/g 白金 3,818円/g
ゴム 217.1円/kg とうもろこし 34,200円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/1012/original_1_210729_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「東京2020の金メダルは1個94,000円!?」
前回は、「夏季五輪は「多様性」を紡いできた」として、夏季五輪に係る各種データに注目しました。
今回は、「東京2020の金メダルは1個94,000円!?」として、今回の東京大会で授与されている金メダルについて書きます。前回と今回のデータは、金(ゴールド)相場を分析する際のアイディアを練る上で、確認する意味があると、筆者は考えています。
オリンピック憲章には、1位の選手に授与するメダルは、「少なくとも6グラムの金をメッキが施された、銀製のメダル」、と書かれています。今大会の金メダルも、それに則って作られています。
IOCの資料によれば、(おそらく憲章でメダルのルールを制定する以前)純金製のメダルが送られたのは、第3回セントルイス大会、第4回ロンドン大会、第5回ストックホルム大会です。以下の「夏季五輪の金メダルのサイズ」のとおり、まだサイズ(直径)が小さかったころです。ちなみに、第1回アテネ大会では1位に銀製のメダルが送られました。
今回の東京大会で授与されている金メダルの重さは556グラムとされています。そのうち6グラムがメッキ分の金で、残り550グラムがメダル本体分の銀です。
仮に、1グラムあたりの買取価格(税込)を、金を6,990円、銀を95.0円とした場合、今回の大会の金メダル1個あたり、金が41,940円分、銀が52,250円分含まれていることとなり、合わせれば94,190円となります。
以下のグラフの通り、今回の大会のメダルのサイズは、過去最大級であることが、わかります。今大会の金メダルの直径は85ミリメートル(8.5センチメートル)です。この大きさは、第30回ロンドン大会、第31回リオ・ジャネイロ大会と同様です。
サイズの大型化が進行している中で、同時進行している要素があります。デザインの多様化です。第9回アムステルダム大会から第27回シドニー大会まで、メダルの表面は、左手で勝利を意味するヤシの葉を抱え、右手で王冠を握りしめている女神が描かれていました。
第28回アテネ大会からは、パナシナイコスタジアム(ギリシャのアテネにある、近代オリンピックが初めて開かれた競技場)に立つ、翼のはえた勝利の女神ニケとなりました。夏季五輪のメダルは、このデザイン変更をきっかけに、大型化しました。
大型化により、2008年の第29回北京大会では、はじめてヒスイ(翡翠)が裏面に埋め込まれました。ヒスイには繁栄や幸福、叡智・調和などの意味があり、中国では宝石として扱われているようです。
また、今回の大会では、裏面がメダルのデザインコンペティションで寄せられたデザインだったことから、メダルのデザインについては、表面はIOCが決め、裏面は開催国が決めるルールであると、考えられます。メダルで独自性を出せる点は、開催国としては、メリットと言えるかもしれません。
次回以降、女性選手の比率と金価格の推移を重ねて見てみます。
図:夏季五輪の金メダルのサイズ
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/1013/original_2_210729_rakutensec_yoshida.png)
出所:IOC(International Olympic Committee)の資料をもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,822.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,370元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年09月限は452.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで746.05ドル(前日比4.45ドル拡大)、円建てで2,609円(前日比3円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月29日 19時7分頃 先限)
金 6,427円/g 白金 3,818円/g
ゴム 217.1円/kg とうもろこし 34,200円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/1012/original_1_210729_rakutensec_yoshida.png)
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「東京2020の金メダルは1個94,000円!?」
前回は、「夏季五輪は「多様性」を紡いできた」として、夏季五輪に係る各種データに注目しました。
今回は、「東京2020の金メダルは1個94,000円!?」として、今回の東京大会で授与されている金メダルについて書きます。前回と今回のデータは、金(ゴールド)相場を分析する際のアイディアを練る上で、確認する意味があると、筆者は考えています。
オリンピック憲章には、1位の選手に授与するメダルは、「少なくとも6グラムの金をメッキが施された、銀製のメダル」、と書かれています。今大会の金メダルも、それに則って作られています。
IOCの資料によれば、(おそらく憲章でメダルのルールを制定する以前)純金製のメダルが送られたのは、第3回セントルイス大会、第4回ロンドン大会、第5回ストックホルム大会です。以下の「夏季五輪の金メダルのサイズ」のとおり、まだサイズ(直径)が小さかったころです。ちなみに、第1回アテネ大会では1位に銀製のメダルが送られました。
今回の東京大会で授与されている金メダルの重さは556グラムとされています。そのうち6グラムがメッキ分の金で、残り550グラムがメダル本体分の銀です。
仮に、1グラムあたりの買取価格(税込)を、金を6,990円、銀を95.0円とした場合、今回の大会の金メダル1個あたり、金が41,940円分、銀が52,250円分含まれていることとなり、合わせれば94,190円となります。
以下のグラフの通り、今回の大会のメダルのサイズは、過去最大級であることが、わかります。今大会の金メダルの直径は85ミリメートル(8.5センチメートル)です。この大きさは、第30回ロンドン大会、第31回リオ・ジャネイロ大会と同様です。
サイズの大型化が進行している中で、同時進行している要素があります。デザインの多様化です。第9回アムステルダム大会から第27回シドニー大会まで、メダルの表面は、左手で勝利を意味するヤシの葉を抱え、右手で王冠を握りしめている女神が描かれていました。
第28回アテネ大会からは、パナシナイコスタジアム(ギリシャのアテネにある、近代オリンピックが初めて開かれた競技場)に立つ、翼のはえた勝利の女神ニケとなりました。夏季五輪のメダルは、このデザイン変更をきっかけに、大型化しました。
大型化により、2008年の第29回北京大会では、はじめてヒスイ(翡翠)が裏面に埋め込まれました。ヒスイには繁栄や幸福、叡智・調和などの意味があり、中国では宝石として扱われているようです。
また、今回の大会では、裏面がメダルのデザインコンペティションで寄せられたデザインだったことから、メダルのデザインについては、表面はIOCが決め、裏面は開催国が決めるルールであると、考えられます。メダルで独自性を出せる点は、開催国としては、メリットと言えるかもしれません。
次回以降、女性選手の比率と金価格の推移を重ねて見てみます。
図:夏季五輪の金メダルのサイズ
![](https://s3.fu.minkabu.jp/pictures/1013/original_2_210729_rakutensec_yoshida.png)
出所:IOC(International Olympic Committee)の資料をもとに筆者作成