原油反発。米主要株価指数の反発などで。68.66ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,826.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,820元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年10月限は447.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで804.5ドル(前日比7.6ドル縮小)、円建てで2,831円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月6日 18時31分頃 先限)
金 6,443円/g 白金 3,612円/g
ゴム 210.7円/kg とうもろこし 34,180円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「「逆」パターンの評価額の回復難易度は低い」
この数回、金やプラチナなどへの投資手法の一つでもある、積立について述べています。前回は、「「逆」パターンの保有数量は2倍に」として、前々回述べた、大人気の投資信託(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))の基準価額と、それをもとに計算した真逆の基準価額をもとにした保有数量の推移について書きました。
今回は、「『逆』パターンの評価額の回復難易度は低い」として、およそ28万口を保有する「逆パターン」では、基準価額がいくらになれば評価額が17万円になるのか、また、仮に、評価額30万円という目標を立てたとして、正パターン、逆パターン、それぞれ基準価額がいくらになれば、その目標を達成することができるのかについて、書きます。(8月で一時的に積立を中断し、保有口数が確定したと仮定)
以下の通り、逆パターンについては、評価額が17万円になるのは基準価額が5,992円の時、仮の目標である評価額30万円になるのは1万574円の時です。
前々回の図「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額とその逆パターン」で見るとわかるとおり、5,992円は積立開始当初である昨年4月からの下落幅の半値弱戻し、1万574円はほぼ全値戻し、です。
どちらも、遠くない過去に付けていた価格であるため、今からそれらの価格まで反発する難易度はさほど高くない、状況次第では十分あり得ると言えるでしょう。
一方、正パターンの評価額が30万円になるのは、基準価額が2万2,297円の時です。これは、史上最高値水準を36%程度、上回る値です。8月2日時点の基準価額は1万6,712円と史上最高値水準ですが、この1.3倍以上にならなければならないわけです。
正パターンと逆パターン、目標の評価額に到達するための難易度は、どちらが低いでしょうか。逆パターンでしょう。なぜ、逆パターンの方が、収益を増やしやすいのでしょうか。
それは、価格が下落して上値余地が大きくなったため、そして価格下落時に効率的に保有数量を増やすことができたため、です。
積立投資の収益を左右する要素は、保有数量と価格です。つまり、積立投資の収益を最大化させるためには、価格の上昇だけでは不十分なのです。積立投資の勘所は、保有数量を増やすことにある、といっても過言ではありません。
図:評価額の目標を設定した場合の実現難易度
出所:各種情報源をもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,826.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,820元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年10月限は447.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで804.5ドル(前日比7.6ドル縮小)、円建てで2,831円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月6日 18時31分頃 先限)
金 6,443円/g 白金 3,612円/g
ゴム 210.7円/kg とうもろこし 34,180円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「「逆」パターンの評価額の回復難易度は低い」
この数回、金やプラチナなどへの投資手法の一つでもある、積立について述べています。前回は、「「逆」パターンの保有数量は2倍に」として、前々回述べた、大人気の投資信託(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500))の基準価額と、それをもとに計算した真逆の基準価額をもとにした保有数量の推移について書きました。
今回は、「『逆』パターンの評価額の回復難易度は低い」として、およそ28万口を保有する「逆パターン」では、基準価額がいくらになれば評価額が17万円になるのか、また、仮に、評価額30万円という目標を立てたとして、正パターン、逆パターン、それぞれ基準価額がいくらになれば、その目標を達成することができるのかについて、書きます。(8月で一時的に積立を中断し、保有口数が確定したと仮定)
以下の通り、逆パターンについては、評価額が17万円になるのは基準価額が5,992円の時、仮の目標である評価額30万円になるのは1万574円の時です。
前々回の図「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額とその逆パターン」で見るとわかるとおり、5,992円は積立開始当初である昨年4月からの下落幅の半値弱戻し、1万574円はほぼ全値戻し、です。
どちらも、遠くない過去に付けていた価格であるため、今からそれらの価格まで反発する難易度はさほど高くない、状況次第では十分あり得ると言えるでしょう。
一方、正パターンの評価額が30万円になるのは、基準価額が2万2,297円の時です。これは、史上最高値水準を36%程度、上回る値です。8月2日時点の基準価額は1万6,712円と史上最高値水準ですが、この1.3倍以上にならなければならないわけです。
正パターンと逆パターン、目標の評価額に到達するための難易度は、どちらが低いでしょうか。逆パターンでしょう。なぜ、逆パターンの方が、収益を増やしやすいのでしょうか。
それは、価格が下落して上値余地が大きくなったため、そして価格下落時に効率的に保有数量を増やすことができたため、です。
積立投資の収益を左右する要素は、保有数量と価格です。つまり、積立投資の収益を最大化させるためには、価格の上昇だけでは不十分なのです。積立投資の勘所は、保有数量を増やすことにある、といっても過言ではありません。
図:評価額の目標を設定した場合の実現難易度
出所:各種情報源をもとに筆者作成