原油反落。米主要株価指数の反落などで。72.53ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,781.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,830元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年11月限は473.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで850.15ドル(前日比14.15ドル縮小)、円建てで2,984円(前日比9円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月16日 18時54分頃 先限)
金 6,263円/g 白金 3,279円/g
ゴム 203.0円/kg とうもろこし(まだ出来ず)
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「なぜ、SDGsは複雑なのか?」
前回は、「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間に発生した、世界全体における様々な変化について、書きました。
今回は、「なぜ、SDGsは複雑なのか?」として、この20年間で社会が変化し、「複雑化」したことを、SDGsの観点から述べ、相場分析の際に、過去の常識を捨てることの重要性を補足します。
「SDGs」は、国際連合(国連)が定めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標です。Sustainable(持続可能な)、Development(開発)、 Goals(目標)の略で、17の目標、169のターゲットで構成されています。
「leave no one behind(地球上の誰一人取り残さない)」ことを誓っています。つまり、地球上の誰もが、自分事と考えて取り組まなければならないのです。
目標が設定されたということは、そこに問題が存在していることを意味します。世界には、マイナスをゼロにする「改善」や、プラスをさらに拡大させる「向上」を実施しなければならない、さまざまな問題が存在します。
「SDGs」はそれらへの対策として、17の目標とそれらの目標を具体化した169のターゲットを有しています。
実は、このSDGsには原型があります。「MDGs(Millennium Development Goals)」です。2000年9月に採択された「国連ミレニアム宣言」をもとにまとめられた、2015年までに達成すべき国際社会共通の目標です。
この「MDGs」の目標の数は8つで、達成できなかった目標はSDGsに引き継がれました。
国際社会共通の目標の数が、8(2000年)から17(2015年)に増えました。このことは、世界全体で取り組まなければならない課題が増えたこと、つまり、世界を取り巻く環境が、より複雑化したこと、あるいは複雑化していることを認識し始めたことを示唆していると言えます。
「SDGsは、豊かな先進国が貧しい途上国を助けるという、単純なものではない」という指摘があります。この指摘は、SDGsが採択された2015年が、先進国を含むすべての国が、さまざまな問題解決に取り組まなければならないくらい、国際社会が「複雑化」していることを、国際社会が同意した年だったことを示していると、言えるでしょう。
SDGsの例が示すとおり、世の中は「複雑化」したと言えます。単純さを旨とする過去の常識で、今の相場を分析することは、困難でしょう。
図:MDGs(2000年)とSDGs(2015年)
出所:外務省のウェブサイトより筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,781.95ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,830元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年11月限は473.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで850.15ドル(前日比14.15ドル縮小)、円建てで2,984円(前日比9円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月16日 18時54分頃 先限)
金 6,263円/g 白金 3,279円/g
ゴム 203.0円/kg とうもろこし(まだ出来ず)
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「なぜ、SDGsは複雑なのか?」
前回は、「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間に発生した、世界全体における様々な変化について、書きました。
今回は、「なぜ、SDGsは複雑なのか?」として、この20年間で社会が変化し、「複雑化」したことを、SDGsの観点から述べ、相場分析の際に、過去の常識を捨てることの重要性を補足します。
「SDGs」は、国際連合(国連)が定めた2030年までに世界の人々が達成しなければならない目標です。Sustainable(持続可能な)、Development(開発)、 Goals(目標)の略で、17の目標、169のターゲットで構成されています。
「leave no one behind(地球上の誰一人取り残さない)」ことを誓っています。つまり、地球上の誰もが、自分事と考えて取り組まなければならないのです。
目標が設定されたということは、そこに問題が存在していることを意味します。世界には、マイナスをゼロにする「改善」や、プラスをさらに拡大させる「向上」を実施しなければならない、さまざまな問題が存在します。
「SDGs」はそれらへの対策として、17の目標とそれらの目標を具体化した169のターゲットを有しています。
実は、このSDGsには原型があります。「MDGs(Millennium Development Goals)」です。2000年9月に採択された「国連ミレニアム宣言」をもとにまとめられた、2015年までに達成すべき国際社会共通の目標です。
この「MDGs」の目標の数は8つで、達成できなかった目標はSDGsに引き継がれました。
国際社会共通の目標の数が、8(2000年)から17(2015年)に増えました。このことは、世界全体で取り組まなければならない課題が増えたこと、つまり、世界を取り巻く環境が、より複雑化したこと、あるいは複雑化していることを認識し始めたことを示唆していると言えます。
「SDGsは、豊かな先進国が貧しい途上国を助けるという、単純なものではない」という指摘があります。この指摘は、SDGsが採択された2015年が、先進国を含むすべての国が、さまざまな問題解決に取り組まなければならないくらい、国際社会が「複雑化」していることを、国際社会が同意した年だったことを示していると、言えるでしょう。
SDGsの例が示すとおり、世の中は「複雑化」したと言えます。単純さを旨とする過去の常識で、今の相場を分析することは、困難でしょう。
図:MDGs(2000年)とSDGs(2015年)
出所:外務省のウェブサイトより筆者作成