原油反発。米主要株価指数の反発などで。106.36ドル/バレル近辺で推移。
金反落。米10年債利回りの反発などで。1,919.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は13,360元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年05月限は677.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで934.8ドル(前日比13.9ドル縮小)、円建てで3,756円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月29日 16時33分頃 6番限)
金 7,611円/g 白金 3,855円/g ゴム-円/kg とうもろこし 50,900円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「東西ロシアでリスク拡大、短期決戦はニセ情報?」
前回は、「引き続き、ウクライナ関連銘柄が高い」として、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始(2月24日)から1カ月経過後の、各種銘柄の騰落率を確認しました。
今回は、「東西ロシアでリスク拡大、短期決戦はニセ情報?」として、3月4週目(20日~26日)に見られた、「露中北」の連携強化をうかがわせる動きを確認します。
先週、米大手経済紙は「ロシア軍が目指した数日間での勝利は、まぼろしに終わった」と報じました(Wall Street Journal 3月22日)。当該記事は、ロシア軍の当初の目標が「短期間でウクライナを制圧すること」だったと、述べています。
また、3月16日(水)のバイデン米大統領の演説では、「長く困難な戦いになる」との発言がありました。こうした記事・発言は、ウクライナ危機が、長期化する可能性があることを示唆しています。
長期化した「ウクライナ危機」の延長線上に、「東アジアにおける露中北(ロシア、中国、北朝鮮)の台頭」があると筆者は考えています。逆に言えば、ウクライナ危機は「露中北」の台頭を企図して始まったものだった可能性すらある、ということです。
3月4週目(20日~26日)の「露中北」の連携強化をうかがわせる動きは、非常に迅速でした。ウクライナ危機が長期化する可能性が浮上したタイミングで、連携強化が迅速に進んだ(危機長期化示唆が露中北の連携強化のきっかけとなった)のであれば、ウクライナ侵攻の動機の一つに「東アジアにおける露中北の台頭」が含まれていた可能性が浮上します。
足元、メディアでは「東アジア」というキーワードが増え始めています(「北東アジア」を含む)。リスクが存在するのはウクライナだけではないこと(ロシアが東西で軍事色を強めていること、それと歩調を合わせる国が出現しつつあること)が鮮明になってきたことの証と言えるでしょう。
次回以降、3月の4週目(20日~26日)に報じられた、ロシア、中国、北朝鮮の主な動向について、書きます。
図:東西ロシアと北朝鮮、中国に関わるリスク
出所:筆者作成
金反落。米10年債利回りの反発などで。1,919.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は13,360元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年05月限は677.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで934.8ドル(前日比13.9ドル縮小)、円建てで3,756円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月29日 16時33分頃 6番限)
金 7,611円/g 白金 3,855円/g ゴム-円/kg とうもろこし 50,900円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「東西ロシアでリスク拡大、短期決戦はニセ情報?」
前回は、「引き続き、ウクライナ関連銘柄が高い」として、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始(2月24日)から1カ月経過後の、各種銘柄の騰落率を確認しました。
今回は、「東西ロシアでリスク拡大、短期決戦はニセ情報?」として、3月4週目(20日~26日)に見られた、「露中北」の連携強化をうかがわせる動きを確認します。
先週、米大手経済紙は「ロシア軍が目指した数日間での勝利は、まぼろしに終わった」と報じました(Wall Street Journal 3月22日)。当該記事は、ロシア軍の当初の目標が「短期間でウクライナを制圧すること」だったと、述べています。
また、3月16日(水)のバイデン米大統領の演説では、「長く困難な戦いになる」との発言がありました。こうした記事・発言は、ウクライナ危機が、長期化する可能性があることを示唆しています。
長期化した「ウクライナ危機」の延長線上に、「東アジアにおける露中北(ロシア、中国、北朝鮮)の台頭」があると筆者は考えています。逆に言えば、ウクライナ危機は「露中北」の台頭を企図して始まったものだった可能性すらある、ということです。
3月4週目(20日~26日)の「露中北」の連携強化をうかがわせる動きは、非常に迅速でした。ウクライナ危機が長期化する可能性が浮上したタイミングで、連携強化が迅速に進んだ(危機長期化示唆が露中北の連携強化のきっかけとなった)のであれば、ウクライナ侵攻の動機の一つに「東アジアにおける露中北の台頭」が含まれていた可能性が浮上します。
足元、メディアでは「東アジア」というキーワードが増え始めています(「北東アジア」を含む)。リスクが存在するのはウクライナだけではないこと(ロシアが東西で軍事色を強めていること、それと歩調を合わせる国が出現しつつあること)が鮮明になってきたことの証と言えるでしょう。
次回以降、3月の4週目(20日~26日)に報じられた、ロシア、中国、北朝鮮の主な動向について、書きます。
図:東西ロシアと北朝鮮、中国に関わるリスク
出所:筆者作成