原油反発。米主要株価指数の反発などで。99.44ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,744.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年09月限は12,145元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年09月限は690.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで858.1ドル(前日比16.2ドル拡大)、円建てで3,756円(前日比30円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月28日 17時51分頃 6番限)
金 7,563円/g
白金 3,807円/g
ゴム 240.0円/kg
とうもろこし 46,400円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY銅先物(期近) 日足 単位:ドル/ポンド
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「セカンドオピニオン(第二の意見)はアルミ先生」
前回は、「ドクター・カッパーの診断の対象範囲はどこ?」として、「ドクター・カッパー」の診断範囲について、筆者の考えを述べました。
今回は、「セカンドオピニオン(第二の意見)はアルミ先生」として、主治医とする「ドクター・カッパー」の診断に対するセカンドオピニオンについて、筆者の考えを述べます。
前々回と前回、「ドクター・カッパー」について、「価格動向」、「需要国の内訳」の2点から、議論してきました。全体的に、「ドクター・カッパー」の考え方は、2000年以前に生まれた古いしきたりめいたもので、現在はご乱心中、という印象を受けます。
このような「ドクター」に診断をまかせてよいのか、という疑問が浮上するため、セカンドオピニオンを用います。セカンドオピニオンとは、セカンド=二番目の(second)、オピニオン=意見(opinion)で、「二番目の意見」という意味です。
実際の医療においても、とくに、高度な医療制度が浸透した先進国では、主治医以外の医師の意見を参考にするセカンドオピニオンは、一般的な考え方です。
筆者はコモディティ(商品)市場の専門家であるため、「ドクター・カッパー」の診断に対するセカンドオピニオンを担う存在を、コモディティ銘柄の中から探すことにしました。
先述の「不平等」の要素は残りますが、「ご乱心」度は下げられるように、思います。「アルミニウム」です。「ドクター・アルミ」と呼びましょうか。
アルミニウムの性格は、銅と同様、さびにくい、加工しやすい、電気を通しやすい、熱を通しやすい、などがありますが、特筆すべきは「軽い」「丈夫」です。
「軽くて丈夫」の性格が買われ、アルミニウムは、航空機、鉄道、自動車などの輸送の分野で多用されています。また、さびにくい点と合わせて、住宅資材のほか、アルミ缶などの食品容器にも使われています。
このように、アルミニウムも、基幹分野に根付いています。食品の分野まで裾野が広がっている点は、銅にはない特徴と言えるでしょう。このような需要内訳から、アルミニウムも、銅と同様に、「ドクター」になれると考えます。
図:アルミニウムと銅の需要内訳
出所:JOGMECのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,744.00ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年09月限は12,145元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年09月限は690.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで858.1ドル(前日比16.2ドル拡大)、円建てで3,756円(前日比30円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月28日 17時51分頃 6番限)
金 7,563円/g
白金 3,807円/g
ゴム 240.0円/kg
とうもろこし 46,400円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY銅先物(期近) 日足 単位:ドル/ポンド
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「セカンドオピニオン(第二の意見)はアルミ先生」
前回は、「ドクター・カッパーの診断の対象範囲はどこ?」として、「ドクター・カッパー」の診断範囲について、筆者の考えを述べました。
今回は、「セカンドオピニオン(第二の意見)はアルミ先生」として、主治医とする「ドクター・カッパー」の診断に対するセカンドオピニオンについて、筆者の考えを述べます。
前々回と前回、「ドクター・カッパー」について、「価格動向」、「需要国の内訳」の2点から、議論してきました。全体的に、「ドクター・カッパー」の考え方は、2000年以前に生まれた古いしきたりめいたもので、現在はご乱心中、という印象を受けます。
このような「ドクター」に診断をまかせてよいのか、という疑問が浮上するため、セカンドオピニオンを用います。セカンドオピニオンとは、セカンド=二番目の(second)、オピニオン=意見(opinion)で、「二番目の意見」という意味です。
実際の医療においても、とくに、高度な医療制度が浸透した先進国では、主治医以外の医師の意見を参考にするセカンドオピニオンは、一般的な考え方です。
筆者はコモディティ(商品)市場の専門家であるため、「ドクター・カッパー」の診断に対するセカンドオピニオンを担う存在を、コモディティ銘柄の中から探すことにしました。
先述の「不平等」の要素は残りますが、「ご乱心」度は下げられるように、思います。「アルミニウム」です。「ドクター・アルミ」と呼びましょうか。
アルミニウムの性格は、銅と同様、さびにくい、加工しやすい、電気を通しやすい、熱を通しやすい、などがありますが、特筆すべきは「軽い」「丈夫」です。
「軽くて丈夫」の性格が買われ、アルミニウムは、航空機、鉄道、自動車などの輸送の分野で多用されています。また、さびにくい点と合わせて、住宅資材のほか、アルミ缶などの食品容器にも使われています。
このように、アルミニウムも、基幹分野に根付いています。食品の分野まで裾野が広がっている点は、銅にはない特徴と言えるでしょう。このような需要内訳から、アルミニウムも、銅と同様に、「ドクター」になれると考えます。
図:アルミニウムと銅の需要内訳
出所:JOGMECのデータをもとに筆者作成