原油反落。米主要株価指数の反落などで。82.06ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,645.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年01月限は12,655元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年12月限は662.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで752.9ドル(前日比4.4ドル拡大)、円建てで3,746円(前日比1円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時02分頃 6番限)
金 7,865円/g
白金 4,119円/g
ゴム 227.9円/kg
とうもろこし(まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「ホンネとタテマエの間で揺れる欧州主要国」
前回は、「なぜ『ウクライナ危機』は起きたのか!?」として、筆者が考えるウクライナ危機が発生した背景について、述べました。
今回は、「ホンネとタテマエの間で揺れる欧州主要国」として、EUのエネルギー(石炭、石油、天然ガスなど)輸入額の推移を確認します。
前回、ウクライナ危機が勃発した背景の一つ「(2)危機を勃発させた後の絵を描くことができたこと」、の中で述べた「西側の体力低下」が具体的に進行している例を述べます。これは「反西側体制」構築を許す一因です。
「自己矛盾」は、どの時代・どの場面においても良い印象を与えません。「自己矛盾」を抱えている人・団体・モノを見ると、隙(すき)があるように見えるものです。この意味で、今EU(欧州連合、ドイツ、フランス、イタリアなど欧州の主要27カ国)は世界に隙を見せつけてしまっていると言えます。
以下のグラフのとおり、ウクライナ危機勃発後、EUのロシアからのエネルギー輸入量は急減していません。域外からのエネルギー輸入額の20%強が、まだロシア由来です(2022年8月時点)。
危機勃発直後から、EUは「脱ロシア(ロシア依存度引き下げ)」を進めるべく、ロシアへの「制裁を強化する」(「買わない西側」を強化する)と同時に、これまでの流れである「脱炭素」をさらに強化する(化石燃料を使わないようにする≒ロシアから同燃料を買わないようにする)ことを標榜してきました。
「脱炭素」を徹底すれば、「脱ロシア」を進められるはずだったのかもしれませんが、実態は全くの道半ばと言わざるを得ません。(ロシアは自分から離れられなくなっているEUを見て、ほくそ笑んでいるかもしれません)
「脱ロシア」を徹底できないのは、EUの体力不足(化石燃料の消費を減らすための体力がないこと)が主因でしょう。「脱ロシア」を標榜して実現できていない「自己矛盾」は、西側(EUの多くは西側に分類される)の体力低下をうかがわせる実例と言えるでしょう。
図:EUのエネルギー(石炭、石油、天然ガスなど)輸入額 単位:百万ユーロ
出所:EURO STATのデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,645.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年01月限は12,655元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年12月限は662.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで752.9ドル(前日比4.4ドル拡大)、円建てで3,746円(前日比1円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時02分頃 6番限)
金 7,865円/g
白金 4,119円/g
ゴム 227.9円/kg
とうもろこし(まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「ホンネとタテマエの間で揺れる欧州主要国」
前回は、「なぜ『ウクライナ危機』は起きたのか!?」として、筆者が考えるウクライナ危機が発生した背景について、述べました。
今回は、「ホンネとタテマエの間で揺れる欧州主要国」として、EUのエネルギー(石炭、石油、天然ガスなど)輸入額の推移を確認します。
前回、ウクライナ危機が勃発した背景の一つ「(2)危機を勃発させた後の絵を描くことができたこと」、の中で述べた「西側の体力低下」が具体的に進行している例を述べます。これは「反西側体制」構築を許す一因です。
「自己矛盾」は、どの時代・どの場面においても良い印象を与えません。「自己矛盾」を抱えている人・団体・モノを見ると、隙(すき)があるように見えるものです。この意味で、今EU(欧州連合、ドイツ、フランス、イタリアなど欧州の主要27カ国)は世界に隙を見せつけてしまっていると言えます。
以下のグラフのとおり、ウクライナ危機勃発後、EUのロシアからのエネルギー輸入量は急減していません。域外からのエネルギー輸入額の20%強が、まだロシア由来です(2022年8月時点)。
危機勃発直後から、EUは「脱ロシア(ロシア依存度引き下げ)」を進めるべく、ロシアへの「制裁を強化する」(「買わない西側」を強化する)と同時に、これまでの流れである「脱炭素」をさらに強化する(化石燃料を使わないようにする≒ロシアから同燃料を買わないようにする)ことを標榜してきました。
「脱炭素」を徹底すれば、「脱ロシア」を進められるはずだったのかもしれませんが、実態は全くの道半ばと言わざるを得ません。(ロシアは自分から離れられなくなっているEUを見て、ほくそ笑んでいるかもしれません)
「脱ロシア」を徹底できないのは、EUの体力不足(化石燃料の消費を減らすための体力がないこと)が主因でしょう。「脱ロシア」を標榜して実現できていない「自己矛盾」は、西側(EUの多くは西側に分類される)の体力低下をうかがわせる実例と言えるでしょう。
図:EUのエネルギー(石炭、石油、天然ガスなど)輸入額 単位:百万ユーロ
出所:EURO STATのデータをもとに筆者作成