原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.62ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,895.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は12,645元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は554.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで907.85ドル(前日比4.35ドル拡大)、円建てで3,779円(前日比10円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月9日 17時55分頃 6番限)
金 7,919円/g
白金 4,140円/g
ゴム 227.1円/kg
とうもろこし 43,670円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『中央銀行』を軸に長期投資に臨む」
前回は、「金(ゴールド)価格、長期上昇の『芽』出ている」として、自由民主主義指数が0.4以下および0.6以上の国の数を、確認しました。
今回は、「『中央銀行』を軸に長期投資に臨む」として、筆者が考える金(ゴールド)を取り巻く七つのテーマを、確認します。
ウクライナ危機を機に、「民主国家(≒西側)」と「非民主国家(≒非西側)」の間の溝は深まるばかりです。
ここでいう「非西側」は、4種類のグループの合計です。旧ソ連諸国(ロシア、ベラルーシ、カザフスタンなど)、産油国(サウジアラビア、イランなど)、ロシアに隣接する一部のアジア諸国(中国、北朝鮮)、南米・アフリカの資源国(ボリビア、ザンビアなど)です。いずれも非民主的な傾向があります。
こうしたグループは、もともとロシアになびきやすい(主に旧ソ連諸国)、化石燃料の輸出が重要な収益源で西側が提唱する「脱炭素」を受け入れにくい(主に産油国)、独裁色が強く西側が推進する「人権重視」を容認しにくい(ロシアに隣接する一部のアジア諸国など)、西側が否定的にとらえる資源価格の上昇を好意的に受け止める(南米・アフリカの資源国)といったように、細かい文脈は異なれども、「西側と考えが合いにくい国」とまとめることができます。
仮に危機が沈静化しても、一度深まった「民主国家(≒西側)」と「非民主国家(≒非西側)」の間の溝は、簡単には埋まらないと、筆者は考えます。
この意味では、危機が沈静化しても、非民主国家の中央銀行による金(ゴールド)の保有高増加は、継続する可能性があります。
「中央銀行」は以下の通り、「中長期」のテーマです。短期的なテーマではないため、今すぐの価格反発に寄与することはないと見られますが、数年単位など、長期視点では価格反発に寄与すると考えられます。
図:金(ゴールド)を取り巻く七つのテーマ

出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,895.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は12,645元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は554.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで907.85ドル(前日比4.35ドル拡大)、円建てで3,779円(前日比10円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月9日 17時55分頃 6番限)
金 7,919円/g
白金 4,140円/g
ゴム 227.1円/kg
とうもろこし 43,670円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『中央銀行』を軸に長期投資に臨む」
前回は、「金(ゴールド)価格、長期上昇の『芽』出ている」として、自由民主主義指数が0.4以下および0.6以上の国の数を、確認しました。
今回は、「『中央銀行』を軸に長期投資に臨む」として、筆者が考える金(ゴールド)を取り巻く七つのテーマを、確認します。
ウクライナ危機を機に、「民主国家(≒西側)」と「非民主国家(≒非西側)」の間の溝は深まるばかりです。
ここでいう「非西側」は、4種類のグループの合計です。旧ソ連諸国(ロシア、ベラルーシ、カザフスタンなど)、産油国(サウジアラビア、イランなど)、ロシアに隣接する一部のアジア諸国(中国、北朝鮮)、南米・アフリカの資源国(ボリビア、ザンビアなど)です。いずれも非民主的な傾向があります。
こうしたグループは、もともとロシアになびきやすい(主に旧ソ連諸国)、化石燃料の輸出が重要な収益源で西側が提唱する「脱炭素」を受け入れにくい(主に産油国)、独裁色が強く西側が推進する「人権重視」を容認しにくい(ロシアに隣接する一部のアジア諸国など)、西側が否定的にとらえる資源価格の上昇を好意的に受け止める(南米・アフリカの資源国)といったように、細かい文脈は異なれども、「西側と考えが合いにくい国」とまとめることができます。
仮に危機が沈静化しても、一度深まった「民主国家(≒西側)」と「非民主国家(≒非西側)」の間の溝は、簡単には埋まらないと、筆者は考えます。
この意味では、危機が沈静化しても、非民主国家の中央銀行による金(ゴールド)の保有高増加は、継続する可能性があります。
「中央銀行」は以下の通り、「中長期」のテーマです。短期的なテーマではないため、今すぐの価格反発に寄与することはないと見られますが、数年単位など、長期視点では価格反発に寄与すると考えられます。
図:金(ゴールド)を取り巻く七つのテーマ

出所:筆者作成