[Vol.1494] 投資アイデア「目には目を歯には歯を」?

著者:吉田 哲
ブックマーク
原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.13ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。1,997.75ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年09月限は12,000元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年07月限は518.3元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで979.45ドル(前日比5.95ドル縮小)、円建てで4,380円(前日比4円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(6月2日 18時25分頃 6番限)
8,816円/g
白金 4,436円/g
ゴム 209.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)

●NY原油先物(期近) 日足  単位:ドル/バレル
NY原油先物(期近) 日足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より

●本日のグラフ「投資アイデア『目には目を歯には歯を』?」
前回は、「戦争終結無くして電気料金引き下げなし」として、日本における燃料の輸入価格を確認しました。

今回は、「投資アイデア『目には目を歯には歯を』?」として、リーマンショックを起点とした原材料価格高止まりの背景について、筆者の考えを述べます。

以下のとおり、ウクライナ危機勃発のきっかけが、リーマンショック勃発直後に目立ち始めた「西側と非西側の分断」なのであれば、今からでも、「環境問題」や「人権問題」を、非西側とひざを突き合わせて、改めて議論を始める必要があります。

そうしないと、何十年たっても、真の「環境問題」、真の「人権問題」の解決に至ることはありません。今後も、こうした真の議論がないまま、西側が「環境問題」や「人権問題」を一方的に解決しようとする姿勢を崩さない場合、非西側との分断が直らず、ウクライナ危機、ひいては物価高(電気料金高も)が継続してしまうでしょう。

西側と非西側が歩み寄りを見せるまで、まだしばらく、国際的な原材料価格、燃料輸入価格、そして日本国内の電気料金が高い状態は続くと筆者は考えています。「目には目を歯には歯を」という考えにならえば、「燃料価格高には燃料関連の投資商品を」、というアイデアが浮上します。

投資をする前に、関連商品にどういったリスクがあるか、よく確認をする必要があります。値動きを注視し、リスク管理を怠らないことが肝要です。まずは、どのような値動きを演じているのかを、ご確認いただくことから始めてみてはいかがでしょうか。

図:リーマンショックを起点に考える原材料価格高止まりの背景
図:リーマンショックを起点に考える原材料価格高止まりの背景

出所:筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。2000年、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして情報配信を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。“過去の常識にとらわれない解説”をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌などで幅広く、情報配信を行っている。2020年10月、生涯学習を体現すべく、慶應義塾大学文学部第1類(通信教育課程)に入学。